ドングリみたいな可愛い形だけれど…

見た目と構造に技ありのイヤホン

2015.01.09 FRI


色:江戸紫(えどむらさき)、濃墨(こずみ)、白磁(はくじ)、紅赤(べにあか) 質量:約13g コード長さ:1.2m 付属品:缶ケース、クロス、L型接続コード
耳栓のように耳の穴に入れて使うカナル型イヤホンは、目立たず遮音性が高いことから特に電車などでの移動中に音楽を楽しむ層に人気です。しかし、耳の穴が閉じていることによっておきる共振により、中音域6kHz付近の音のピークが「耳に刺さる」ように感じてしまうという構造上の特性がありました。

そんなカナル型の問題を独自の技術で解決したのが『Donguri-楽』という商品。従来技術では問題となる周波数の音をカットするため、音の経路に抵抗となるものを設置して解決を図っていました。しかし、この方法ではそれより高い周波数の音までカットされてしまうという新たな問題が生じます。

それに対し『Donguri-楽』では、ドライバ(音を出すスピーカーの部分)から出た音が通る第1の経路の他に、螺旋状にねじれた第2の経路を設けることで共振を抑え、問題となる周波数を集中的に抑えるというトルネードイコライザー(※)という独自技術を用いています(特許技術)。これで、気になる中音域で出る不快な音だけを抑えつつ、伸びのある高音を再生するという仕組み。

面白いのが、このトルネードイコライザー誕生の経緯。スペースの限られたカナル型イヤホンに、2つめの経路をどのように加えればいいのか考えていた開発者は、中国茶のねじれをヒントに、第2の経路にねじりを加えればよいことを思いついたとのこと。

ほかにも、重低音域の充実と、中音域の感度を向上させる回路を内蔵するなど、カワイイ見た目に独自技術を詰め込んだイヤホンなんです。

なお、その名のとおり「ドングリ」を模した形状をしていることも大きな特徴ですが、これは単にユニークな形状を追求したわけではありません。本体内部、外部表面で起こる不要な共振などを低減させるという意味があるのだとか。

プレイヤーに付属してくるイヤホンしか使ったことのない人には、ちょっと高めの値段に感じるかもしれませんが、もっと上の音楽環境が欲しくなったら、その形と内に秘めた独自技術を持つこんなイヤホンもいいのではないでしょうか?
(のび@びた)

※トルネード・イコライザー方式は音茶楽株式会社の特許技術です。 特許第4681698号

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