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人質事件で放送自粛 ネットで議論

2015.02.03 TUE

噂のネット事件簿


1月31日、放送予定を変更した『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』 ※この画像はサイトのスクリーンショットです
過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件発生により、テレビ局が内容を変更したり自粛したりするケースが相次ぎ、議論となっている。

1月20日、イスラム国が拘束した日本人の殺害を予告する映像を公開すると、その影響はテレビ番組にも表れた。23日放送の『ミュージックステーション』で、ロックバンド「凛として時雨」が、歌詞の「血だらけの自由」という部分を「幻の自由」に、同じく「諸刃のナイフ」を「諸刃のフェイク」に言い換え、また、「KAT-TUN」は新曲「Dead or Alive(「死ぬか生きるか」の意)」を別の曲に差し替えた。

24日にはアニメ『暗殺教室』が、出演キャラがナイフを振り回すシーンがあるという理由で放送を見送り。25日には、『笑点』で三宅裕司と小倉久寛のコントが差し替えとなり、日本テレビは「昨今の国際情勢を配慮した」と発表した。さらに30日には、サッカーくじ・toto BIGのCMに登場する「五島」という人物が、人質となった後藤健二氏を連想させるため放送取り止め。31日のアニメ『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』は、「キャロルの身代金」というサブタイトルで誘拐事件がテーマの内容だったために放送を休止し、再放送に差し替えた。このように理由は様々だが、多くの番組やCMの内容が「放送自粛」となっている。

今回の自粛ムードに対しては、ネット上で様々な意見が噴出している。ツイッターには、

「歌詞を変えたら歌う意義ないんじゃないかという意見もあるけど、彼らは正しい歌詞で歌うことよりも、今は日本の気持ちに沿いたいとそっちを選んだんでしょ」(凛として時雨について)
「ミルキィだからおおめに見てもらえませんかね?と思ったけどサブタイトルがストレート過ぎた」(ミルキィホームズについて)

と、理解を示す声もあがっているが、

「さすがにこれは敏感過ぎるのでは……」(暗殺教室について)
「音楽を作る側の人間にとって歌詞を一部変更とかそんなに軽いものじゃないはずだし、番組に出ない、もしくは変更しないいいと思う」(原文ママ)(凛として時雨について)
「ならば、すべてのメディアから『ごとう』『ゆかわ』と名-のつく出演者、地名、企業名等をすべて排除するのがよかろう」(サッカーくじについて)

など、放送自粛に否定的な声も見られる。

Yahoo!では現在、「人質事件でテレビ番組は自粛するべき?」というアンケートが行われているが、その結果(2月2日15時時点)は、「現在の自粛はいきすぎ」が58.1%で、「現在の自粛は適切」(20.6%)と「もっと自粛するべき」(21.3%)を合わせた数字を上回っており、適切ではないと感じている人が多いよう。

日本中が恐怖に包まれた人質事件。エンタメ業界にも思わぬ余波が生じているようだ。

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