気になる“あのコ”のシゴトーク/236

ホラー女優が研究!究極の悲鳴とは

2015.07.24 FRI


撮影:林和也
「もともと、ホラー作品がすごく苦手だったんですね。ただ中学2年のときに出演した映画『呪われた学校』から、ホラーの魅力にハマりました」

以来、根っからのホラー好き女優となった前田希美ちゃんがこのたび出演する作品も、やっぱりホラー作品。映画『コープスパーティー』は、ある高校を舞台に、仲良しのクラスメイトたちが残って文化祭の準備を進めていると、夜半にある“異変”が起こるというもの。

「もともと同名のゲームが原作で。プレイをしながら、篠崎あゆみの役について理解を深めていきました。ファンの多い作品ですし、まずはファンの方に納得してもらわないといけないと考えたんです」

あゆみは希美ちゃん同様、ホラー好きという設定。本作は異変の起きた学校を舞台に、高校生同士が力を合わせ、ときに反発し合いながらも怪異を乗り越えるべく努力するというあらすじ。「なんだ、ティーン向けか」と侮ることなかれ。

「けっこう残虐なんですよね」と希美ちゃんが語るように、ネタバレになるので詳細は伏せるものの、冒頭5分で担任の先生の頭が○×され、さらにいたいけな子供のおなかに□△が×□されるのだ!

「子役の子たちががんばってくれたおかげで盛り上がりましたね。控え室にいるときも、子供だから無邪気に怖がらせてくるんですよ。それが不気味で…」

ホラー作品の演技のポイントは、実際に演者が怖がることだと希美ちゃん。つまり作中で怖がっているのは、“本気”ということだ。

「いろんな作品を“耳コピ”して、ちょうどいい悲鳴を研究したんです。どんなシーンにはどんなトーンが合うか、ノウハウがあるんですよ」

作中では研究に研究を重ねた“悲鳴”を存分にあげて作品を盛り上げるが、怖さばかりが魅力ではない。

「ホラー好きなのでちょっぴり好奇心も出したり、また嫉妬の感情をむき出しにしたり、すごく人間らしい役なんですよね」

何の罪もない少女らが、理不尽に怖い目に遭う…というありがちな展開ではなく、個性豊かな登場人物が織りなす、極限での人間模様も本作の大きな見どころだ。

「意外性のある展開で、かなり楽しんで怖がっていただけると思いますよ」

なにせ希美ちゃん自身、プライベートで見ている映画はどれもホラーばかりであるだけに、かなり説得力のあるコメント。だがホラー映画好きといっても…。

「実はアメリカのスプラッター系しか見られないんです。本当はけっこうビビりでして…。だってアメリカの作品だったら、かなり怖かったとしても『ここは地球の裏側だから大丈夫』って思えるじゃないですか!」
(吉州正行)

  • 前田希美

    1993年埼玉県生まれ。2006年雑誌『ピチレモン』の読者モデルオーディョンで準グランプリを獲得。07年WEBシネマ『リアルシスター』で女優デビュー。ちなみに22歳になったばかり。「アドリブにすごく弱くて、もしアドリブがありそうなときは、いくつか想定の受け答えを準備しておいてセリフにしちゃう。そういうことをしなくても済むような、余裕がある女性になりたいです」と抱負を語る
  • 『コープスパーティー』

    同名の大ヒットホラーアドベンチャーゲームが、ノベライズ、アニメ化などに続き、ついに映画化! 元となった作品に引けを取らないほど怖い仕上がりだ。ちなみに撮影は今年の3月で、「叫んでも大丈夫な山奥の廃校で撮ったんです。トイレが体育館にしかなくて、みんなで一緒に行ったりとか、楽しかったですね!」と希美ちゃん

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