名物お化け屋敷プロデューサーが厳選!

日本一怖いのは?お化け屋敷TOP5

2015.08.08 SAT


<呪い指輪の家> 「呪い指輪の家」ではちゃやまちプラザ限定で、お客の生体情報をモニタリング。ビビリ度を知らせるというユニークな仕掛けも
今夏も日本各地で「お化け屋敷」が人気を呼んでいる。なかには季節限定のアトラクションもあり、ぜひとも足を運んでおきたいところ。倒れそうな夏の猛暑には、背筋がこごえるような恐怖で対抗したい。

そこで、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文氏に、今年開催しているお化け屋敷の「怖さランクキング」を作成してもらい、それぞれの見所を教えてもらった。

■1位 「呪い指輪の家」
(東京・東京ドームシティ アトラクションズ/大阪・ちゃやまちプラザ)

「東京はウェディングドレス、大阪は白無垢と華やかな衣装を着た女性が、恐ろしい姿で怨霊をまき散らす。部屋のイメージも歩くうちにガラっと変わっていって、そうしたギャップが訪れた人を恐怖に陥れます。入り口で渡された指輪を、ゴールにいる怨霊の指にはめて魂を鎮めるというミッションも。大阪ではグループで入場した場合には参加者全員に指輪ケースが渡されますが、指輪が入っているのは一人だけ。その指輪を彼女の指に戻すことができるでしょうか…」(五味氏、以下同)

■2位 「史上最恐のお化け屋敷」
(京都・東映太秦映画村)

「リアルな死体、映画村ならではの俳優の演技など、作りこみ系のお化け屋敷のなかでもリアリティは最恐ですね。薄暗い中を行燈(あんどん)の明かりを頼りに歩くと、屏風の向こうに誰かの姿が映し出される。舞台は江戸時代ですが、時代劇でしか見たことのない世界に実際に足を踏み入れる、そんな未知の体験が恐怖を倍増させます」

■3位 「お化け屋敷~桜の怨霊」
(東京・浅草花やしき)

「江戸時代に開園した花やしきに語り継がれてきた『桜の怨霊』という怪談がテーマ。実際に『桜の怨霊』が姿を現すのですが、彼女は桜の精なので、最初はとても美しいんですね。それが恐ろしい姿になって荒れ狂うという展開に、恐怖を感じずにはいられません。途中で“ある音”による演出があるのですが、それが自分の耳元や体にまとわりつくように感じられて。“誰かがそこにいるんじゃないか?”と想像を巡らせてしまいます」

■4位 「絶凶・戦慄迷宮」
(山梨・富士急ハイランド)

「7月25日にリニューアルした、ウォークスルー型の富士急ハイランドのお化け屋敷です。とにかく広いので、何かが起こるかもしれないという溜めが長くて、ずっと怯えながら歩き続けないといけないのが、魅力です。不安がどんどん膨れ上がって、ただ歩くだけでも怖くなるという体験は、ここでしか味わえないものです」

■5位 「呪いの子守唄」
(愛知・若宮大通公園)

「子守歌って、物悲しい歌詞やメロディが不気味じゃないですか。それが聞こえてくると何か恐ろしいことが起きる、そんなお化け屋敷です。引き裂かれた写真を取り返すことが目的なのですが、秘められたエピソードを知ったうえで、それを手に取ろうとすれば心臓が跳ね上がります。道筋にあるシャッターも、“中から何か出てくるんじゃないか”と恐怖をあおりますよ」

近頃ではプロジェクションマッピングなど、最新技術を駆使したアトラクションが人気を集めている。しかし五味氏によると、やはりお化け屋敷で、お客さんを一番驚かせるのは(人間の)キャストだという。

「お客さんが嫌だなぁ、怖い! と思うのは、やっぱり人間に驚かされることなんです。今のような世の中だからこそ、一番基本的な怖さが求められている。それこそが、お化け屋敷は毎年人気を集めている理由ではないでしょうか」

ホラー映画を見ていただけでは味わえない、五感で体感する恐怖。本気で背筋が震える感覚を、この夏味わってみてはいかがだろう?
(丸田鉄平/H14)

【今回、教えてくれたのは…】
五味弘文
1957年生まれ。大学時代から劇団の主宰・作・演出などを担当。96年には赤ん坊の人形を抱いて館内を進むという、ミッション系の元祖とされる「パノラマ怪奇館’96~赤ん坊地獄」をプロデュース。抱いた子の泣き声がお化けを引き付けるという演出で、かつてないスリルを展開させる。一方、02年に手掛けた「東京近郊A市 呪われた家」では、廃屋を1軒丸ごと東京ドームシティへと移築。館内に靴を脱いで入ることで、不安や背徳感を倍増させるという、新たなお化け屋敷の地平を切り開いた。現在は全国でお化け屋敷のプロデューサーとして活躍している。

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