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芸人の「ブスイジり」めぐり議論

2015.09.08 TUE

噂のネット事件簿


容姿をネタにすることも多いコンビだが… ※この画像はサイトのスクリーンショットです
お笑いコンビ・アジアンの隅田美保が、写真週刊誌『FLASH』7月28日号で“「私はブスじゃない」とテレビ出演拒否”と、実質上の芸能活動休止を宣言。同誌の取材に“イジられるせいで婚期を逃している”などと答えたことが話題に。9月に入っても、「オリコンスタイル」で「女芸人への“ブスいじり”、どこまで許される?」という記事が掲載されるなど、波紋を広げている。

男女問わず、容姿をネタにする芸人は多い。アジアンの2人は「よしもとべっぴん・ぶちゃいくランキング」の「ぶちゃいく部門」で隅田が殿堂入り。一方、「なぜかモテる」と語られることの多い馬場園は「べっぴん部門」で殿堂入りしており、対照的ながらコンビで“制覇”している。これまで散々容姿をネタにしてきたコンビだけに、隅田が「ブスキャラ」を嫌がっていたとは少々驚きをもって受け止められている。

ツイッターでも議論が発生しており、

「容姿ネタはどこまでも許さなくていいよ。正直わらえないし」
「基本要らないでしょう。下ネタと同等かそれ以下だし。
芸人さんならもっとハイレベルな笑いを取るべき」
「本人たちも多少はネタにしてるってのもあるが、やりすぎはやっぱいかんよな」

と、女性芸人の「ブスいじり」は不要だという意見と、

「容姿をネタにして武器にして売れたのに今更そういうこと言うの?」
「そういうことをツベコベ言う方は芸人になってはいけないよな」
「それで飯食べてるわけだし、他の芸風自分で見つけないと仕事無くなるんじゃ?」

などと自ら容姿をネタにしている以上、イジられるのは仕方ないという意見に分かれる。さらに、

「…なんで女だけ??男芸人に対する『キモい』だって同じだろ」
「女芸人への『ブス』発言は問題になるのに男芸人には何言っても許されるって言うのはどうなんだろう」

と、容姿をイジられる男性芸人に対しても配慮するべきだという指摘も見られる。

新潟青陵大学大学院教授(心理学)の碓井真史氏は、Yahoo!ニュースに掲載された前述オリコンスタイルの記事への「オーサーコメント」として

「芸人や観客のネガティブな面への『イジリ』は、高等テクニックです。本人が本当に不愉快になったり、見ている人が不快感を持つようでは失敗でしょう。身体的特徴をネタにしようとするお笑い芸人の多くは、あえてその特徴を強調するようなメイク、ファッション、自らの言動をとります。そこをイジられるのは、実は嬉しいことで、イジる方も相手への愛情表現です。それがわかっているから、見ている方も楽しく笑えます。ジェットコースターが本当は安全だったり、ひっくり返る芸人が本当に転倒して怪我しているわけではないとわかってるから笑えるのと同じです」(原文ママ)

と指摘している。

「イジり」はテレビのなかだけでなく日常生活でも起こり得る問題だけに、関心を持った人が多かったようだ。
(花賀 太)

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