ガンダム特集上映に、片岡愛之助のスペシャル舞踊も

「東京国際映画祭」注目ポイント5

2015.10.06 TUE


六本木ヒルズアリーナに設置された「東京映画食堂」のキッチンカー。ここでしか味わえない特別メニューは必食! (C)2014 TIFF
映画祭のシーズン到来。ヴェネチア、トロント、釜山など、世界各地で国際映画祭が華々しく行われるなか、日本でも六本木ヒルズを拠点に10月22日(木)~31(土)の10日間、第28回 東京国際映画祭が開催される。今回はその見どころを紹介しよう。

●コンペティションで邦画が11年ぶりの快挙
9つある主要部門の中で、メインの賞レースとなる〈コンペティション〉は“映画祭の顔”。昨年は、宮沢りえ主演の『紙の月』(監督:吉田大八)が日本映画から唯一ノミネートされ、主演女優賞&観客賞を受賞して話題となった。今年は86カ国、1409本の中から絞り込まれた全16本に日本映画が3本ノミネートされており、これは実に11年ぶりの快挙だ。ノミネート作品は以下。

・『FOUJITA』(監督:小栗康平、主演:オダギリジョー)
デカダンスムード漂う1920年代のフランス絵画界で、「乳白色の肌」と称された裸婦を描き、時代の寵児となった画家・藤田 嗣治の半生を、圧倒的な映像美で描く。

・『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋』(監督:中村義洋、主演:竹内結子)
ベストセラー作家・小野不由美による本格ミステリーホラー小説の映画化。小説家の”私”の元に届いた音にまつわる奇妙な手紙が、戦慄の真相へと誘う。

・『さようなら』(監督:深田晃司、主演:ブライアリー・ロング)。
人間とロボットの共演で世界に衝撃を与えた、劇作家・平田オリザによるアンドロイド演劇の映画化。放射能に汚染された日本で、避難誘導最下位の難民ターニャと彼女をサポートするアンドロイド・レオナの生と死を描く。

●特集上映はガンダム&ホラー&歌舞伎に注目!
映画祭のもう一つのお楽しみが特集上映。 毎回趣向を凝らしたテーマで特集が組まれるが、今年は6本開設。なかでもジャパニカルチャーの発信を意識した特集として、日本が誇るコンテンツ「ガンダム」「ジャパニーズ・ホラー」「歌舞伎」がラインナップされている。

・「ガンダムとその世界」
劇場版第一作『機動戦士ガンダム』などの劇場版やOVA、テレビシリーズなど、36年間に公開された40以上のタイトルから厳選26作品を上映。『ガンダム Gのレコンギスタ(#1-#3、#26)』では、「GUNDAM BIG EXPO」以来6年ぶりとなる『Ring of Gundam』も同時上映。

・ジャパニーズ・ホラー特集「日本のいちばん怖い夜~Jホラー降臨」
海外で評価が高いJホラーの名手、中田秀夫 (『リング』)、清水崇(『呪怨』)、黒沢清(『回路』)の3人の監督が手掛けた作品をオールナイトで一挙上映。トークイベントも行われる。

・「歌舞伎スペシャルナイト」
昨年好評だった歌舞伎×映画コラボイベントが今年も開催。今回は名匠・黒沢明の名作とともに、歌舞伎俳優・片岡愛之助による舞踊「雨の五郎」が一度に楽しめる贅沢な趣向となっている。

●参加型ワークショップが多数
・「MPA/DHU フィルムワークショップ×第28回東京国際映画祭 : 第3回シノプシス(あらすじ)コンテスト」
初期から映画クリエイターの新たな才能発見と育成を取り組んできた東京国際映画祭では、映画脚本のシノプシスコンテストを開催するほか、誰でも参加できるワークショップも多数開催する。

●アーティストのライブなど無料のリアルイベントも
・フリーコンサート「CINEMA MUSIC JAM produced by J-WAVE」
メイン会場となる六本木ヒルズの“アリーナ”に映画を愛するミュージシャンが集結。TOKU、溝口肇、サラ・オレインらレギュラー陣に加え、クリス・ハートや平原綾香ら日替わりゲストが登場して、無料ライブを行うなどなど、映画の上映にとどまらないリアルイベントも連日実施予定。

●映画ファンが食を通じて世界を体験
・「東京映画食堂」
昨年大好評だったフードイベントが今年も開催。国際映画祭を意識した、和洋中伊の有名シェフ5人が腕を振るう。

映画祭の上映情報はもちろん、来場ゲストやイベント情報は現在進行形で更新中。気になる方は東京国際映画祭の公式ホームページを早速チェックしてみよう。
(足立美由紀)

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