380年磨き上げてきた職人芸!

未体験の伝統芸能にふれるチャンス

2015.12.11 FRI



世界が注目する日本の伝統芸能を気軽に楽しめるチャンス! おトクなチケット料金や解説付きの「江戸糸あやつり人形の世界 ~女形人形の美~」で、伝統芸能を初体験してみては?
映画、美術展などと、よく行くスポットが最近マンネリ化してきてしまった…なんて人はいませんか? そんな人たちにオススメしたいのが、日本の伝統芸能へのチャレンジ。オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定して以降、海外からの注目が集まる日本の伝統文化。芸能分野においても活動が活発化している今こそ、新規開拓のチャンスです! 今回は、12月19日(土)に開催される「江戸糸あやつり人形の世界 ~女形人形の美~」に注目。「江戸糸あやつり」は、なんと380年の歴史をもつ伝統芸能なのだとか!

380年前といえば、日本はまだ江戸時代。徳川家康、秀忠に続く3代目の家光が将軍を務めていた寛永12年に旗揚げされたのが、「江戸糸あやつり」の一座・結城座。「国記録選択無形民俗文化財」「東京都の無形文化財」に指定されている日本唯一の伝統的な江戸糸あやつり人形の団体で、座長の結城孫三郎氏は現在でなんと十二代目。江戸時代からの技法や表現方法を用い、日本のみならず海外でも高い評価を得ています。

古典的な舞台セットや演目のストーリーなど、結城座には伝統芸能ならではの見どころが多数ありますが、もっとも注目したいのは、滑らかな人形の動き。足運びや視線、手足や肩などの細部に至るまでが華麗に動くその様子は、時に人間以上にリアルで「本当に人形?」と疑ってしまうほどですが、それもそのはず。人形の操作のために手足に付けられた糸の数は少ないもので17本、多いものではなんと50本に及ぶのだとか! しかも、その多数の糸を一人で巧みに操りながら、人形の役柄のセリフを言い演じていく様は、驚きの技としか言いようがないほど。操者の指に注目すれば、まさに職人芸、繊細かつ正確な技巧が堪能できそうです。
   
さらに登場する人形たちは、外見だけでなくその造りもそれぞれ違うので、その違いに注目するのも醍醐味のひとつ。たとえば、女形人形には、腰の折れ具合やひねりなど、女性特有の艶やかさを表現するための工夫がされています。性別や年齢、性格によっても造りが異なり、「江戸糸あやつり人形の世界 ~女形人形の美~」では、狂言を元にした『釣女(つりおんな)』、結城座書き下ろしの名作『伽羅先代萩 政岡忠義の段(めいぼくせんだいはぎ まさおかちゅうぎのだん)』、江戸時代の実話が元になった『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の場(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのば) 通称=「八百屋お七」』など、演目によって性格の異なる女形人形が登場するのですが、演目を上演する前に、人形遣いが人形の構造や動かすための様々な工夫についても説明してくれるので、それぞれの動きに注目してみるのも楽しいかもしれません。

伝統芸能と聞くと、「難しそう」なんて敷居の高さを感じてしまう人でも、美しい人形と、それを動かす操者の華麗な糸さばきに魅了されるはず! 観劇ナビゲーターによる進行解説もあるので、「今回が初」という人でも安心して物語の世界を堪能できます。さらには人形の動かし方の実演や、人形の遣い方体験コーナー(※)なども用意されるなど、今まで知らなかった人でも、十分にその世界を楽しめる「江戸糸あやつり人形の世界 ~女形人形の美~」。この機会に体験してみてはいかがでしょうか!

※事前申し込みは終了しましたが、当日、体験の様子を観覧可能です。

<公演概要>
江戸糸あやつり人形の世界~女形人形の美~
平成27年12月19日(土)  17:30開演 (開場 17:00)
小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)大ホール

[主催] アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団) 
[共催]小金井市民交流センター 指定管理者 こがねいしてぃ共同事業体
[助成・協力]東京都
[制作]公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座  
[協力]朝日新聞社

  • 小金井 宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)にて12月19日(土)に行われる「江戸糸あやつり人形の世界 ~女形人形の美~」。『釣女』、『伽羅先代萩 政岡忠義の段』、『伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の場 通称=「八百屋お七」』の3つの演目が上演されるので、多彩な江戸糸あやつり人形の世界を一度に堪能できます。

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