誰もが子供のころに親しんだ遊びで科学のお勉強

四角いしゃぼん玉が出来ない理由

2016.02.10 WED

格好いいパパに!オトコの子育て道場


「しゃぼん玉はなんで丸くなるの?など、科学の目で見るとしゃぼん玉について知らなかったことが見つかります。普段とはちょっとちがうしゃぼん玉遊びをしながら、科学の原理を学べるセットです。説明書には大人の方向けにしゃぼん玉液の作り方や泡についての豆知識も入っています」(新日本通商・大倉基史さん)
ふわふわと空中を漂い、いずれ儚く割れてしまう「しゃぼん玉」。昔も今も、幼い子供たちの人気の遊びでありながら、大人にも魅力的な存在です。そんなしゃぼん玉で、科学の勉強ができるとなれば興味を持たれる方も多いのでは?

新日本通商の『よくわかる!しゃぼん玉じっけんセット』(1782円)は、しゃぼん玉を使って科学の原理を学べる実験セット。しゃぼん液やストローのほか、じょうごや大小様々な形の「枠」が入っています。この枠が単なる遊びではなく「じっけん」を行うためのポイント。

ウチの5歳の息子と8歳の娘をモニターに、さっそく試してみることにしましょう。セットに含まれている四角形の枠を取り出し、「四角い穴からしゃぼん玉を作ると、どんな形のしゃぼん玉ができるでしょう?」とクイズを出題してみると、息子は「四角になる!?」とワクワクし、娘は「丸でしょ」とクールな回答。

では実際にやってみよう、と四角形の枠でしゃぼん玉を作ってみると…飛んでいったのは「球体」のしゃぼん玉。三角形の枠で試してもしゃぼん玉は球体になります。実験セット付属の解説書によると、これはしゃぼん玉の膜に表面張力が働き、膜をできるだけ小さい形にしようとするために起こる現象。球体になると表面積が一番小さくなるので、しゃぼん玉は丸くなるわけです。大人も「丸くなる」ことまでは予想できるのですが、理由まではなかなか説明できませんよね。

子供たちにクイズを出題しながら実験をしてみましたが、言うなればこれは科学で必要な「仮説と検証」の考え方。5歳児は「四角からしゃぼん玉を出したのに丸になったんだよ!」と形が変わることに興奮して、何度も試していました。

さらに、じょうごを使った実験では、ストローの先に小さなじょうごを付け、じょうごの先端にしゃぼん液をつけて吹いてみます。じょうごの先でしゃぼん玉は大きく膨らむので、息子は大きなしゃぼん玉を飛ばそうとワクワクしながらストローを吹き続けるのですが…大きくなったしゃぼん玉は、なかなかじょうごから離れて飛んでいきません。吹き疲れた弟に変わって8歳の姉が挑戦しますが、結果は同じ。

これは空気圧がじょうごの口で分散するために起きる現象。ストローの狭い口から勢い良く息を吹いても、ラッパ状に大きくなるじょうごを抜けると勢いが分散して弱くなるため、しゃぼん玉はゆっくり膨らみ大きくはなるものの、なかなか飛んでいかないというわけ。それでも大人の吹く息なら簡単に飛ぶだろう、と代わってみましたが、私が吹いてもダメでした。父親の威厳が…空気圧、おそるべし。

他の実験でも次々としゃぼん玉を飛ばすのに夢中だった子供たち。家に帰ったあと、実験中に撮った写真を振り返りながら「この時こうなったのはね…」と種明かしをするように原理を説明すると、興味を持って聞いてくれました。外で楽しく遊んだ上に勉強にもなるなら一石二鳥。いつもの遊びにちょっとアカデミックな要素を取り入れてみてはいかが?
(井上マサキ)

『よくわかる!しゃぼん玉じっけんセット』(新日本通商/価格:1782円)

■賢く遊べる個性派理系オモチャ第6回

  • セットには様々な形や大きさやのしゃぼん玉の枠が入っていて、これは丸、三角、四角の枠。四角の穴からしゃぼん玉を作ると、どんな形になる?
  • じょうごの先からしゃぼん玉を作ってみます。ラッパ状のじょうごからは大きなしゃぼん玉ができるのだけど、なかなか飛んでいかず…
  • 大きなしゃぼん玉に小さいしゃぼん玉を入れる実験。しゃぼん液を張った大きい枠と小さい枠を重ね合わせて息を吹き込みます。風向きも考えて、ようやく成功!

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