あの謝罪会見も、何年か後には爆笑会見といわれてる?

村本大輔「失敗は気の持ち方次第。人生終わらない」

2017.02.28 TUE

フレッシャーズ 生活白書「R22」 > ロングインタビュー
村本大輔
むらもと・だいすけ
1980年福井県生まれ。2008年に相方の中川パラダイスとウーマンラッシュアワー結成。13年「THE MANZAI 2013」グランプリ。『ウーマンラッシュアワー村本大輔の土曜The NIGHT』(AbemaTV)出演中。また『THE EMPTY STAGE』が全国ツアー中。千原ジュニアらそうそうたる面々が、腕のみで会場を笑いの渦に巻き込む即興ステージだ。チケット発売中!
「高校中退で人間性も最悪なので、地元のヤツからは僕がテレビに出始めても『は、アホなお前が?』とかいまだにいわれるんですよ。でもそんなヤツでも橋下徹さんと羽鳥慎一さんの番組に出られます。突然そうなることもあるし、突然スキャンダルで叩かれることもある」

失敗も成功も隣り合わせ。ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんの失敗に対する考え方の前提だ。

「ラジオでいった先輩の悪口がバレて、ビクつきながら過ごしてたら、夜のルミネ(theよしもと)のライブで一緒になって、舞台終了から次の出番まで喫茶店にこもってやりすごすとか、小さなこともあります。でもこうやって話になるので結果オーライなんですけど」

失敗しても生き方は変えない。好きにやった先に成功がある


芸人だから許されるという見方もあるが、村本さん、「関係ない」。

「どの世界行っても本質は全部一緒。たとえば鍋パーティーしたいって女の子がいうんですよ。それで後輩連れてスーパーで材料買って、キッチンで2種類の鍋を作る。女の子に紙皿渡して、後は食べるだけ。でも女の子は『なんか違う』というんです。普通はコンロ置いてワイワイ作りながらやると。これじゃ炊き出しだと。失敗だと思うけど、僕ね、そういう自分が愛おしくてね。こんな自分を変えるつもりはないし、自分の好きなようにやった先に出会いも仕事もある。だから極論、失敗なんかないと思うんです」

いわば失敗は気の持ちようで、どうにでもなるということ。村本さんといえばTwitterでのケンカと炎上ニュースがしばしば話題になるが、それすらも意に介さない。

「悪口バーッと書かれて、無視すると憤るヤツいるじゃないですか。でもちょっと待てと。歩いててクソとか砂利とか一生懸命見るヤツがいるかと。花見るやろと。10悪いことあっても1いいことがあれば1日が充実できるなら、失敗があっても全部成功なんですよ」

失敗したって、いつか笑い話になることも多い


捉え方ひとつで、人生は変わる。ただでさえトラブルを抱えやすい性格の人がいうのだから間違いない。

「炎上ってズルい言葉だと思うんです。ものごとは何でもホログラムで、見る角度で色が変わる。僕は白だと思うけど、黒だといわれる状態が炎上。でもいいたいことはいいますよ。ボルダリングで壁を登るとき、掴みたい石を掴んで落ちても構わないんです。掴みたくない石を掴んで登るよりは」

…という一連の話は、「失敗についてどう思うか?」の答え。さすが、しゃべる量がハンパじゃないのだ。たとえばよしもとの人気芸人がコントやしゃべりを即興で披露する、公演中の全国ツアー『THE EMPTY STAGE』でも同様。テレビでも取材でもステージでも、基本的には同じスタンス。

「いろいろいって『クレームがいっぱい来てる。得はせえへんからやめてくれ』って怒られます。でも面白いもんで、2~3週間後には世間的にも笑い話になってるんですよ。どんなおっきな失敗も。だからこの間の芸人の謝罪会見だって、何年後かは爆笑記者会見といわれてますよ。それに人はね、失敗しただけじゃ人生なんて終わらない。“その世界“だけが人生じゃないですから」

吉州正行=取材・文/林和也=撮影

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