飲食店の不快体験に意思表示する人が増加中だけれど

「マズい」「髪の毛入り」料理でもSNSに晒さない人7割

2017.03.29 WED

データで読み解く ぶっちゃけ世論調査 > 世論調査

髪の毛を発見するや、再利用できないよう盛り付けを汚く崩してからクレームを入れる。性善説を否定しまくりの黒いライフハック…
画像:EKAKI/PIXTA
日々平穏にくらす我ら小市民にとっては、チェーン店という安パイを避け、初めての飲食店に入るのも小さな冒険だったりします。料理の味、店内の雰囲気、これらが当たりとなればめっけもん、フツーで上々なわけですが、ハズレの店に行きあたってしまうことも多いわけで…。

R25では、2014年12月に「初めて入った飲食店で料理がとてもマズかった場合」と「髪の毛が入っていた場合」にとる行動について、20代の社会人男女にアンケートを実施しています。そこから2年経った現在、その意識に変化が生まれたのかどうか同様の調査を行いました。

なお、2014年調査は男女100人ずつの計200人(協力・アイリサーチ)。2017年調査は男性111人、女性113人の計224人(協力・ファストアスク)のデータとなっています。

〈問1・初めて入った飲食店で、料理がとてもマズかったらあなたはどうする?〉


※数値は2014年12月 → 2017年3月
「半分以上食べ残して店を出る」派 57.5% → 53.1%
「半分以上はガマンして食べる」派 42.5% → 46.9%

「まずい」とは、面と向かっては言えないものですから、食べ残しがなによりの意思表示となるはず。そうした意思表示を行う人は減り、“ガマン”する人の割合が増えているようです。では味ではなく、衛生的な忌避が強く関わる「髪の毛の混入」についてはどんな変化が見られるでしょうか?

〈問2・飲食店で出された料理に髪の毛が入っていたら〉


※数値は2014年12月 → 2017年3月
「店員に告げて替えてもらう」派 58.0% → 64.7%
「髪の毛を除いて黙って食べる」派 42.0% → 35.3%

余談ですが、髪の毛へのクレーム後に「新しいのお持ちしました」という料理があまりに早く出てくると、髪の毛を取っただけでは…? と疑念がわいちゃいますよね。でもって、この質問での「黙って食べる」派は先の質問の「ガマンして食べる」派に通ずるわけですが、髪の毛問題については“ガマン”する人が減少しているようです。

なお、今回は2014年調査時には行わなかった質問を追加で行っています。上記のような「料理に髪の毛が入っていた」「料理がマズかった」などの嫌な思いをした場合、それをSNSに載せる可能性があるのかどうかについて聞いてみました。

〈問3・あなたは飲食店で嫌な思いをした場合、それをSNSに載せる?〉


「載せる(可能性がある)と思う」派 29.5%
「載せないと思う」派 70.5%

「載せないと思う」派が多数。なお、「載せないと思う」派の70.5%(158人)のうち、「(髪の毛が入った料理は)黙って食べる×(マズイ料理は)ガマンして食べる」の26.6%(42人)なのに対して、「(髪の毛が入った料理は)店員に告げて替えてもらう×(マズイ料理は)食べ残して店を出る」は30.8%(48人)とわずかながら上回っています。載せない人が単に我慢強い、これらの問題を気にしないタイプというわけではなさそう。では次に、それぞれの理由についても見ていきましょう。

【「載せると思う」派の理由】
「他の人への注意喚起として」(26歳・男性)
「気持ちを共有したいから」(22歳・女性)
「店の対応次第」(24歳・女性)
「店の名前は伏せて吐き出す。それで忘れる」(26歳・女性)
「髪の毛が入ってるだけ、ただ不味いだけでは載せることは無いが、対応が悪かったり面白いような事があったら載せるかもしれない」(24歳・男性)

【「載せないと思う」派の理由】
「二度と行かないだけ。不評が続けば店が潰れるから。騒ぐ必要はない」(27歳・男性)
「載せるメリットがない」(28歳・男性)
「家族や友人に直接話す事はあっても 不特定多数が見るSNSで、発信するべきではないと思う」(25歳・女性)
「店の営業に支障が出る。味の感想は人それぞれ」(29歳・男性)
「店員が対処してくれたら拡散する必要はない」(24歳・女性)
「不快に思う人がいるかもしれないのでそういうことは書かないようにしている」(26歳・女性)

飲食店でのネガティブ体験にはハッキリした態度を取る人が増えてはいますが、それをSNSで晒すことについては消極的な人が多数という今回の結果。いずれにしても、初見の店ではハズレを引くことすら「おいしい」ぐらいに思っている方が、幸せになれそうです。
(のび@びた)

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