遠くのスーパーアイドルより近くの地ドル !?

芸能界も地方分権の波が?地元発アイドル「地ドル」に注目!

2004.07.01 THU

いまいちばん勢いがあるアイドルは誰か? あやや? W(ダブルユー)? いやいや、実は皮肉にも「R25」配布圏外で活動する非メジャー“地方発アイドル”(略して、地ドル)たちなのだ。ざっと調査しただけでも、北から「りんご娘.」(青森・弘前)、「S.H.I.P」(山形・酒田)、「Negicco」(新潟)、「TIARA」(山梨)、「ネイチャJr.」(長野)、「ハッピーロケッツ」(静岡)、「ミューズ」(大阪)、「ココナッツJr.」(徳島)、「バリッ娘」(愛媛・今治)、「Will Be Stars」(広島)の10組があり、しかも年々増えつつあるという。

「“地方発アイドル”ブームは3年前、山形県酒田市で結成されたS.H.I.Pの活躍が引き金でしょうね」と、地ドルイベントのオーガナイザー村山義典氏は語る。そもそも地ドル誕生のいきさつは、1.札幌を拠点に活動するZONEの息の長い人気 2.地方のレッスン校だった沖縄アクターズスクールの成功 3.「ASAYAN」におけるモー娘。のアイドル制作過程のオープンソース化 4.親や地方スポンサーの芸能活動に対する理解度アップ 5.地域限定の希少性、この5つの要素によって、アイドルの「地元化」が進んだというのだ。

中央芸能界のアイドルに比べ、地ドルはあくまで“本物のフツーさ”を持っており、(エリアは限定されるが)子供からお年寄りまで、全年齢層のファンをカバーする強みがある。ルックスや歌、ダンスのうまさだけでなく、「一所懸命がんばっている姿」に地元ファンは熱烈な声援を送るのだ。

まさにいまが成長期の地ドル市場。村山氏に今後について聞いてみると、「わかりません。本人たちも周りの大人も、まったくの手探り状態です。この先に何があっても、彼女たちにとってこの活動が“青春のいい思い出”になってもらいたいですね」。

初恋のあのころを思い出しながら、甘酸っぱいキモチで温かく見守るというのが、彼女たちへの正しい応援の仕方なのかもしれない。

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