U-25女性演歌歌手に注目!

現役女子高生から日系2世まで今人気の「演ドル」って何?

2004.08.19 THU

神園さやか、南かなこ、前田有紀、大城バネサ、川野夏美…。彼女らは、実力・ルックスともに兼ね備えた演歌界のアイドル、すなわち「演ドル」なのである。

神園は現役女子高生、南と大城はそれぞれブラジルとアルゼンチン出身の日系2世、前田は「モーニング娘。」でおなじみのハロープロジェクトメンバーという多彩な顔ぶれ。彼女たちに共通しているのは、幼いころから家庭で流れていた演歌を、いつのまにか好きになっていたということ。最近では演歌番組の公開収録などで、静かに歌を聴くお爺ちゃんの横で、若い男性ファンがウチワを振って応援する、という不思議な光景も見られるという。

演歌事情に詳しいライターの堀五朗氏は、このブームをこう分析する。「氷川きよしのブレイクが大きいでしょう。若い演歌歌手は売れない、という定説を崩したんです。これ以降、若手を積極的に売り出そうという動きが出てきました」。また、新小岩の老舗レコード店、ヤマサトーホー堂の店長・坂東慎吾氏は「演歌好き=カラオケ好き。通信カラオケの登場によって収録曲数が格段に増えて、新人の曲も歌えるようになったことが若手歌手への支持につながっているのでは」と語る。

もっとも、演歌のおもな販路である街のレコード店の数は年々減少。全国に無数にあるカラオケサークルの固定客などを押さえている店だけが生き残っている、というのが実情のようだ。03年度にオリコンヒットチャート100位に入った曲のうち、演歌関係のシングルCD・レコード売り上げは272万枚で、98年度の316万枚から漸減。五木ひろしや吉幾三の大御所クラスですら、危機感を感じて地道な店頭営業活動を行っているという。

「演ドル」たちは、そんな演歌界の救世主となるのか。まずは、地上波テレビで唯一現存する演歌系番組、『歌謡コンサート』(NHK・毎週火曜夜)あたりをチェックしてみてはどうだろう。

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