ローカル番組に“大異変”??

DVD化による制作費補充でローカル番組黄金時代が来る!!

2004.09.22 WED

潤沢なチャンネル数に恵まれている、我ら首都圏民にとって、正直なところ“ローカル番組”という響きには、なにやらイカガワシイ雰囲気を感じちゃうもの。チープなセットに、微妙な知名度のタレント。B級センス的には面白いのかもしれないが、しょせんローカル。やっぱキー局のリッチでアーバンなコンテンツにゃかなわないYOネェ(東京弁風に)。なんて、ローカル番組を“下に見ている”と、すぐに後悔しますよ。なにげに今、ローカル番組が元気なのです。

その発端となったのが、北海道テレビ放送制作のロード・ムービー調バラエティ『水曜どうでしょう』だ。低予算番組ならではの、いきあたりばったりでラジカルな内容で、またたく間に全国のウワサとなったこの番組。すでに数多くのメディアが取り上げ、東京オンエアも実現(現在は放送完了)したので、ご存じの方も多いだろう。

このとき“全国制覇”の決め手となったのが、番組を収録したDVDだった。ローカル番組のDVDという、一見マニアックな商品が累計27万枚を突破、全国の売上げチャート上位に喰い込む異例の快挙を達成。この成功をきっかけに現在、各地の人気ローカル番組が次々とDVD化され、いずれも好調なセールスを記録するという、ちょっとしたブームを興しているのである。

現象だけ見れば、単にローカル番組のDVDが売れている、というだけなのだが、実はここに、今後の番組制作のあり方を改革する、大きなポイントが隠されていた。

「DVD化により番組制作費を回収し、より良い番組作りにあてよう、という意図があるわけです」(番組制作会社スタッフ)

キー局に比べ、予算が厳しく制限されてしまうローカル番組も、DVD化による収益を前提におくことで、クオリティを高めることが可能になる、というのである。

この動きが定着すれば、もはやローカル番組=チープ、なんて図式は崩壊必至。今後ますますローカル番組の動向から目が離せないぞ、というお話でした。

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