“踊る大捜査線”スピン・オフでもヒットする!?

踊る! 犯罪心理捜査官映画『交渉人 真下正義』

2004.10.07 THU

「事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ」の名ゼリフを残した『踊る大捜査線 THE MOVIE』に、待望のスピン・オフ企画が浮上した。スピン・オフとは、会社から一部門を切り離すことを示すビジネス用語。一切の関係が絶たれるスピン・アウトと違い、元のブランド力や資産を最大限活用する場合を指す。映画業界では、脇役をメインに1本作っちゃいました、という番外編の意味で使われる。

今回、主役を張るのはユースケ・サンタマリア扮する警視庁第1号のネゴシエーター=真下正義。物語は“OD2”のラストシーンから始まる。真下は、記者会見で「事件を解決したのは自分のおかげ」と失言したことから、見知らぬ犯人に勝負を挑まれる。乗っ取られた地下鉄の乗客600万人の命を救うため、FBI仕込みのプロファイリングを展開する。

さて、ここで“踊る~”がどれほどモンスターなのかに触れておこう。97年から開始したTV版では最高視聴率23.1%をマーク。公式ホームページに登録されたユーザーは2万人を超えたという。THE MOVIEでは興行収入101億円、観客動員700万人。ビデオ・DVDリリースで当時の売上げ日本記録の数々を塗り替えた。続くOD2では興行収入173.5億円、1260万人を動員している。通常、シリーズ化すればするほどユーザーが目減りする傾向があるにも関わらず、さらに伸びているこの“OD”作品は、まさにメガ・ヒット級の金の卵と言える。

しかし、それもいかりや長介や、織田裕二の強いキャラがあってのこと。さすがのモンスター映画も、ちょっとシンドイ?

「犯罪心理捜査官は、海外では1つのジャンルとして成立してますからネタとしては面白い。ただ、アカデミー賞級の演技力が必要なのが辛いところ」(業界関係者)

TVではすでに婦警やスリーアミーゴでの実績もある“OD”。新たな伝説が作られるのに期待しよう。

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