お茶の間から抗議の声も

血液型をテーマにした番組が高視聴率のウラで自主規制!?

2004.10.14 THU

血液型をテーマとしたテレビ番組が、ここのところ調子がいい。フジテレビ『発掘あるある大事典II』、テレビ朝日『決定!これが日本のベスト100』といった定番番組の血液型スペシャルはのきなみ高視聴率をマーク。テレビ局にしてみれば金鉱を発見したようなもの。この10月には民放各局が揃って同テーマを扱う番組を放映予定とまだまだ血液型ゴールドラッシュは続く気配である。

しかし、そんな破竹の勢いに反比例するかのごとく番組内容が次第に穏当なものになってきているのにお気づきだろうか。数カ月前ならば、ズバリ「嫌いな血液型ランキング」なんてストレートすぎる調査結果まで放映されていたものだが、今では実験による検証結果まで「これは仮説です」などのテロップが入るという気の使いぶり。いったい何が起こったのか?

「血液型で性格を決めつけるような内容は差別につながりかねないので表現には気をつけるように、との指示はありました。視聴者から『放送と青少年に関する委員会』に寄せられた抗議が原因のようですね。自粛ムードなのは確かです」(放送関係者)

なるほど。血液型は、ある意味危険な企画でもある。一般社会でも「あのひとは●型だから……」と判断されたが最後そのイメージをくつがえすのは骨だ。ましてやマス媒体でそれを扱うとなると反響が大きいぶん反発もくらう。血液型による性格判断は何ら科学的根拠がない、とする否定説がこの世界では有力であるとはいえ、一般の血液型信仰は根強い。血液型性格判断の異才、故・能見正比古が30年以上も前に巻き起こした第一次血液型ブームは、遠く時をへだてた現在のテレビ界にも波紋を呼ぶほど深く日本人に影響を与えているのだ。

偏見は確かによくない。だが、血液型の話題はコミュニケーションツールとしてとても有効、というのもまた事実。共通な話題の少ない僕たちにとってはありがたい。これからも番組には適度に盛り上がるネタを提供してほしいものである。

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