『28歳からの…』『35歳までに…』

ブーム化する「年齢本」を一気に5冊読んでみました

2005.05.12 THU

「年齢本」というのがちょっとしたブームらしい。『○歳からの○○』というように、ある年齢をタイトルとテーマにした人生論とか指南書である。なかでも、最近よく目にするのがR25世代向けの30歳前後の年齢本。書店に行くとその手の本がムチャクチャ多く、しかもどういうわけか、タイトルの年齢が28歳と30歳と35歳に集中しているのだ。

で、試しに数冊購入して読んでみた。『28歳からのリアル』『30歳からの成長戦略』『30歳からのリーダー術』『35歳から伸びる人、止まる人』『35歳までに必ずやるべきこと』の5冊がそれで、一読してわかったのは、どうもこの3つの齢にはそれぞれ何らかの意味があるらしいってことだ。

たとえば『28歳からのリアル』では、30歳は本当の意味での大人のはじまりだとし、だから28歳は「人生の出発を2年後にひかえた、いわば離陸前夜」とその重要性を説く。そのうえで、仕事や結婚やお金や住宅といったこの世代の人が直面する問題について、具体的かつ事細かに戦略を語るのだ。もうお腹いっぱいってくらいに。

30歳からが重要という認識は『30歳からの成長戦略』も同じで、著者自身が30歳で転職して成功したらしく、経験上から若手がとるべき戦略と仕事術をやはり細かくアドバイスする。一方で『35歳までに必ずやるべきこと』では、柔軟性や積極的に物事を学ぶ姿勢という意味で35歳までに仕事上の基礎を固めるべきと力説し、『35歳から伸びる人、止まる人』も35歳のときにその後の人生が決定的になったと語り、その前提のもとでビジネス人生論を展開――。

というふうに、つまり具体論はともかく、28歳から35歳までに仕事や人生の核となるものを固めろ、というのがこうした年齢本の共通テーマらしいのだ。もっとも、この手の本を鵜呑みにする必要はない。生き方を語る本には特有の押しつけがましさや偏りがよくあるし、もともと価値観とは多様であるべきもの。あくまでも参考程度に読むのがイイのである。

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