火曜サスペンス劇場が9月で終了

長いサブタイトルから想像する「火サス」の面白い見方

2005.08.18 THU

断崖絶壁。押し寄せる波。頬を打つ強い風。「犯人はあなただ!」「ザブ~ン(波音)」「そうよ私よ! 許せなかったのよ、あの人が…」。サスペンスドラマのラストにありがちなこんなシーンも見られなくなるかも!?

2時間ドラマの代名詞、日本テレビ「火曜サスペンス劇場」、いわゆる「火サス」が24年の歴史に幕を閉じることになった。その昔は20%以上あった視聴率も、最近じゃ10%台に落ち込んでいたという。

「サスペンスに絞ったストーリー展開が飽きられるようになった。謎解きを楽しむ時代でもない」(日本テレビ広報)。確かに最近は現実に起きる事件の方に不安感を感じてしまうが、寂しさを覚える読者も多いだろう。
「火サス」は、2時間ドラマの老舗、テレビ朝日「土曜ワイド劇場」から遅れること2年、81年9月にスタートした。「聖母たちのララバイ」もさることながら、「火サス」といえば長いサブタイトルだ。専門的には『惹句』というのだが、記念すべき1回目は潔く(?)『荒野の球形』というタイトルだけだったのに、気付けば『街の医者 神山治郎スペシャル(8)・ダイエット症候群の女・やせる裏技で男を奪う鮮血のメロンパン』とか『デパ地下の女スペシャル・女王に強力ライバル帝王現る!死んだ子の齢を数える南蛮漬け女と大理石の女神像』のように“タイトル”と“惹句”の境界線がわからなくなるまでにエスカレート。

でも、「火サス」ファンに言わせると、この“惹句”から中身を想像するのがタマらないんだって。確かに、どう使うとあのメロンパンが凶器になるのか、メロンパンで人を殺害できるのか? 気になりだしたらテレビを見るまで丸1日気になって仕事に手が付かないかもしれない(笑)。

ちなみに来週23日、通算1139回目は、『街の医者 神山治郎スペシャル』第9弾。メロンパンの次は果たして…、気になる “惹句”は当日の朝刊をお楽しみに。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト