大手繊維メーカーとあのブランドがコラボ

そんな話題とは関係なく、“モテリーマン”が書籍化!

2005.09.22 THU

8月30日付の毎日新聞によると、繊維大手の帝人が、アメリカのアウトドアブランド「パタゴニア」と共同でポリエステル衣料品のリサイクル事業を始めるようだ。パタゴニアが回収した衣料品を帝人がリサイクル、その素材で再びパタゴニアが衣料品を作るという仕組みだという。

リサイクル全盛の現代、ついに“巨人”が動いたという印象…それゆえに、モテリーマンはモテるのである。

錯乱したわけではない。この記事を読む誰もが、まさか、モテリーマンの宣伝がここに書かれているとは思わないだろう。どう見ても「帝人とパタゴニアのリサイクルコラボ」の話題である。「いかにもわかりやすい宣伝ではない」というふうに見てもらいたいがために、44行の原稿中、9行を費やしてる。この豪胆さに、記事を読むOLちゃんは「まあ太っ腹だわ」と感心し、モテリーマン予備軍たる男子たちは「ああ、我らもかくありたいものだ…」と嘆息することだろう。

これは決してモテリーマンの宣伝が“巧妙である”ということを指すわけではない。巧妙というのは、他人をだまし心を操って、いつの間にか「9月15日にマガジンハウスから発売された『スマート・モテリーマン講座』を買うとモテる」などと脳内に刷り込むことだ。「“プチ”が取れ、収録の50本すべてに加筆。4本のおまけコラムもついている」という事実をさりげなく提示したところで、それは卑怯な行為にほかならない。そんな記事には、まったくモテ要素はない。

モテリーマン的宣伝の極意は「宣伝しない」ところにある。「買ってくれ」とか「読んでくれ」とか、さもしく甘い言葉を弄さず、逆風を突っ切ってただ歩んで行く。そんなモテリーマンの唇から漏れる言葉は依然として「リサイクル」の話題…もういいだろう。ひとことぐらい宣伝しても。「読もう」。いや、「読まなくてもいいので、買おう」。以上だ。

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