「uno」のCMでギネスブックに挑戦

R25世代をくすぐるCMを作る箭内道彦って誰だ?

2005.09.29 THU

「ファイバー! ヘンシンッ!!」そんなかけ声とともに、整髪料使用前と使用後のお笑いタレントの変身ぶりを描いた資生堂『uno』のCM。さる8月の夜にテレビ朝日(関東地方 のみ)で何度も流されたこのCMは、52人による、54通りものバージョンがオンエアされ「一晩で最も多く流れた同じ商品の異なったテレビCM」の世界記録を申請した。

この前代未聞のCMの仕掛人こそが、箭内道彦氏。過去にも業界の枠にとらわれない斬新なCMを次々と世に送り出し、いまやクライアント側から 「この男にCMを作らせてみたい」と切望される、異能のクリエイティブディレクターだ。巷でよく見かけるタワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」シリーズのポスターをプロデュースしている人といえば、氏の異能ぶりがより思い浮かぶのではないだろうか。

「基本的に僕の手法は『クリエイティブ合気道』って呼んでるんですけど、相手の力を利用して遠くへ投げ飛ばすみたいな感じ。『uno』のCMにしても出てくれた人たちが『どうやったらほかの51人より目立つだろう? 面白いって思われるだろう?』っていうのを、ひとりひとりがすごく考えてくれた。『NO MUSIC, NO LIFE.』にしても、そうなんですよね」(箭内氏)

見れば強く印象に残る氏の手掛けるCMは、必ずしも高度な映像技術や演出効果によるものではない「なんとなく俺にもできそう感、を大事にしている」からこそ、若い世代の共感を得ているのだろう。そんな箭内氏からR25世代にメッセージ。

「僕も独立する前は抑圧されてつらい思いもしたけど、そういう時期はあったほうがいいんです。そんな簡単にドキドキできるような仕事なんてあるワケないんだから、いかにその仕事でドキドキできるように持っていくかって姿勢が大事。そうやって頑張ってれば、いつかいいことありますよ」

仕事をとことん面白がる姿勢から生まれる氏のCMに今後も注目だ!

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