ゲイジュツの秋だから!?

“シェー酒”を呑んで赤塚先生の画業50周年を振り返ってみる

2005.10.13 THU

ゲイジュツの秋。私なども、たまーにお誘いなぞを受けてビジュツ展へいくわけですね。アートを見に。しかし、この“アート”という代物。実に素敵なのですが、その素敵さゆえか、作品を追うごとに観覧時間が短縮され、早足になり、しまいにはいつも使わない脳を刺激されてかお腹が「グーグー」と鳴ったりしまうわけで、アートとはつまり食欲と、結論づけたくなる今日この頃。

そんなゲイジュツ音痴な諸兄(私だけか)にぴったんこなアートスポットを東京は青梅市に見つけました! 『バカボン』『おそ松くん』を世に送りだした漫画界の巨星・赤塚不二夫の世界感を詰め込んだ、その名も「青梅赤塚不二夫会館」。

「廃れいく商店街に映画看板を展示したところ反響を呼んで常設化したのが10数年前。今では映画看板の街と呼ばれるように。それで2年前、空き店鋪の利用を考えた時、“元気な昭和”を代表するシンボルとして赤塚先生にご協力を願ったのが当館のはじまりです」(館長の横川さん)

漫画家になる以前は「大好きな映画がタダで見られるから」と屈託のない発想から映画看板の小僧をやっていたという先生。館内には、そんな先生が好きだった映画看板をはじめ、トキワ荘の部屋の再現や約100点に及ぶ原稿展示はもちろん、バカボンのパパ以上の破天荒っぷりを示された先生自身のパフォーマンスアートなど盛りだくさん。そして今年の9月、先生の生誕70周年&画業50周年、そして開館2周年の3つのオメデタを記念して清酒ならぬ「シェー酒」を発売。

「赤塚作品ほど、はちゃめちゃなで奔放な世界はないと思うんです。でもそこには体制に対する反逆や、社会に対する警鐘というものがある。そこを発見してほしいですね。このお酒を飲みながら」(同)

先生扮する『モナリザ』の前に3分間。うーん、忘れかけていた何かに出会ったような。ええ? お酒のせい? ゲイジュツだから「これでいいのだ!」

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