大ヒットの要因は?

「ニンテンドーDS Lite」が発売後、即入荷待ちに

2006.03.16 THU

3月2日、「ニンテンドーDS Lite」が発売された(3色中2色は同11日発売予定)。任天堂では3月だけで45万台以上の出荷を見込んでいるが、発売当日は各所で長蛇の行列。かつてないほどの人気に、軒並み即日完売・次回入荷日未定という状況だ。

先行モデルの「DS」は04年12月の発売以降、14カ月で国内出荷600万台という日本のゲーム機史上の最短記録を打ち立て、現在も品薄状態が続く。「DS Lite」は、これを小型化・軽量化したもので、画面をさらに明るくすることが可能な4段階の輝度調整機能を搭載した上位機種である。

「DSの開発コンセプトは、初心者からゲームファンまで、全ての人達に同じスタートラインに立って楽しんで頂ける様にすること。おかげさまで幅広い年齢層に関心を持っていただいた結果“子どもの日需要”ならぬ“敬老の日需要”も生まれました」(任天堂企画部)

27歳の僕からすれば、子供のころに「ゲームは1日1時間まで!」とさんざん怒っていた父母の世代が電車の中でゲームに興じる姿を見ると、時代もずいぶん変わったなと思う。

任天堂の快進撃はまだまだ続くのだろうか。しかし、『デジタルの夢でメシを食うためにボクらは!』(マイクロマガジン社)の近著があり、デジタルコンテンツに詳しいゲームデザイナーの米光一成さんは現在のゲーム機市場をこう分析する。

「ひと昔前までは、ゲームソフトの主なプラットフォームといえば家庭用ゲーム機かアーケードゲーム。しかし、現在はここにパソコンや携帯電話なども加わってきました。入れ物が増えた分、新規ユーザーを取り込む余地が生まれたんです」

なるほど。「タッチジェネレーション」を合言葉に新風を巻き起こしたDS。その勝因は、これまでゲームにまったく関心がなかった層のハートに「タッチ」できたことだったのだ。

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