荒川静香効果で話題になったし

『トゥーランドット』はねぇ…オペラを語れる男になろう!!

2006.03.30 THU

♪タララララ~ラ…。華麗にイナバウアーを決める荒川静香とともにくり返し流れるあの印象的なメロディー。このところすっかり有名になった『トゥーランドット』だけれど、じつはあの曲、ほんとうの曲名は『トゥーランドット』ではなくて、『誰も寝てはならぬ』だというのを知っているだろうか。

もともと『トゥーランドット』はイタリアの作曲家、巨匠プッチーニの遺作オペラの題名で、『誰も寝てはならぬ』が歌われるのは劇中の第3幕。トゥーランドットという名の中国の冷酷なお姫様の氷の心が溶けていく前夜、彼女に求婚する王子が「誰も寝てはならない…あなたもそうだ、皇女さま…」と、その勝利を高らかに歌いあげるアリア(独唱)。それがあの曲なのだ。そういう意味でも“クールビューティー”荒川静香にぴったりの曲だったのである。

じつは荒川効果なのか、最近クラシック人気が高まり、フュギュア関連でもさまざまなコンピレーションアルバムが発売されて軒並みバカ売れしているという。だが、どうせクラシックを知るならここはCDではなくぜひ本物のオペラを観ておきたい。同じ歌劇でもミュージカルと違ってオペラはクラシックの頂点に立つ芸術。それならオペラを語れるようになりたいものだ。

「ミュージカルは音楽をテープで流したりしますが、オペラは交響楽団などによる生演奏が前提。何百人もの人間が手づくりで築きあげる総合芸術です。作曲家の成功はイコールオペラで、近ごろのお手軽な音楽とは対極にあるものといっていいでしょう」(音楽ジャーナリスト・林田直樹氏)。

しかし、だからといって肩ひじを張る必要はない。まずはDVDで主要作品を観てその良さを知るという手もあるし、最近のソプラノ歌手は以前のような太ったおばさんばかりじゃなく、まるでプレイボーイ誌から抜けでてきたかのようなセクシーな美女も多いのだ。そんな美女が胸元も露わに官能的に歌いあげるアリア。それもオペラの魅力のひとつなのである。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト