鬼才・岩明 均のライフワーク

『寄生獣』の岩明 均の新作『ヒストリエ』が圧倒的に面白い

2006.04.06 THU

世の“マンガ読み”たちに多くのファンを持つ、累計1000万部を超える名作『寄生獣』。その作者、鬼才・岩明 均が現在、『月刊アフタヌーン』(講談社)で新たな傑作を連載中だ。その名も『ヒストリエ』。

アレキサンダー大王の書記官、エウメネスの生涯を描いた物語で、現在3巻まで発売されているが、早くも『寄生獣』に勝るとも劣らない魅力があふれている。ストーリーは、紀元前4世紀。ペルシア軍に追われていた哲学者、アリストテレスをトロイア遺跡からヨーロッパに逃した主人公・エウメネスは、幼少のころに過ごしたカルディア市へと戻り、その波乱に満ちた少年時代を振り返る…。

差別や拷問が日常的に行われる古代人たちの価値観の中で、淡々と物語は進み、淡々と人が死んでいく。岩明マンガの醍醐味が十分に詰まってますよ! コレは!

「『ヒストリエ』は、『寄生獣』よりも前から岩明さんの中で温めていたテーマだそうで、ライフワークといってもいいかもしれません。しかも『寄生獣』と比べても、じっくり展開してますし、アシスタントも一切使わない方ですので、単行本も1年に1冊出ればいいほう。そういった意味で読者の皆様には申し訳ないんですが、4巻は今年中には出ません」(『月刊アフタヌーン』担当編集・矢作氏)

え…まだ4月なんですけど…じゃあ、せめてこの後どうなっていくか、展開だけでも教えてくださいよ!

「いや、まったくわかりません。そもそも『どういう物語にするか』『次の展開は?』というような、普通のマンガ家と編集がやるようなディスカッションは、一切しないので。私も一読者として楽しみにしているという状態ですよ」(矢作氏)

まさに鬼才! 間違いなく、現在トップクラスの質の高いマンガです。長年かけて岩明 均のライフワークに付き合う価値は十分ですよ!岩明マンガを未体験の人もぜひ!

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