ロナウジーニョ、ロビーニョがスゴイ理由

映画『GINGA』に見るブラジルサッカーの真髄

2006.04.13 THU

興奮と感動のワールドカップもいよいよ6月。じっとしていられず、グループリーグであたる対戦国の分析を始める人もいたりして。

そんなこだわり派のアナタに教えておきたいのが映画『GINGA(ジンガ)』。ブラジル人たちの精神力を支える“ジンガ”という思想を、さまざまな境遇のサッカー選手たちを通じて浮き彫りにしていくオムニバス形式のドキュメンタリー。ブラジル代表ロビーニョも出演し、ブラジリアンフットボールの真髄を描き出しているということで一部のサッカーファンの間では注目が高まりつつある映画なのです。

では、その思想とは何なのか? 『週刊サッカーマガジン』の平澤大輔編集長、ジンガについて教えてくださ~い!

「ジンガとは、もともとカポエラという伝統的な武術にある、体を左右に揺らす動きのこと。サッカーでいうジンガとは、そのカポエラのリズミカルでしなやかな動きをフェイントに応用したものです。カポエラはブラジルが白人支配を受けていた時代にあみだされた格闘技。敵を惑わすような動きをすることから“支配からの脱却”ということで精神的な象徴となったのでは」(同氏)

ブラジルでは、ジンガは楽しみを追求するラテン気質とリズミカルでのびやかな動きを示す言葉として日常的によく使われる。世界で活躍するブラジル選手たちの創造性豊かなプレーはこのジンガの精神からくるものなのだそう。

映画『GINGA』では、プロを目指す裸足の少年や片足でプレーする少年、フットサルMVPのファルカンやレアルのロビーニョなど10人のブラジル人がサッカーへの想いを、淡々とありのままに伝えている。

ハリウッド映画のような派手な演出も脚色もない映像は、見終えた後にジワッと心に効いてくる。道路でもあたりかまわずボールをけり始める彼らはめちゃくちゃウメーッ!! そのプレーを見るだけでも一見の価値あり、です。

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