もしもお金があったなら…

M・ジャクソンが持つビートルズの楽曲権利、どうすれば買える?

2006.05.25 THU

「なぁ。もしも、うなるほどお金があったらどうするよ?」。妄想力逞しい貧乏時代に、一度は語ってしまうバカ話。そんな時、いつも決まってこう答えたものだ。「マイケル・ジャクソン(以下、マイコー)が持ってるビートルズの楽曲権利を買うね!」。

60年代に活躍したビートルズは、いまだポップミュージックの世界に影響を与え続ける伝説的なグループだ。その楽曲権利には莫大な価値があり、ファンならずとも手に入れたい鉄板の優良資産なのである。

対するマイコーも超大物。80年代に「ポォーゥッ!」という奇声と独特なダンスで一世を風靡した彼は、85年にビートルズの楽曲権利を購入。その後、紆余曲折あり、95年にビートルズ版権などを管理するソニー/ATVミュージックパブリッシング(以下、ATV)が発足。その株式をソニーとマイコーが共同所有する形になった。

が、近年マイコーは、莫大な借金を抱えてしまい破産の危機に。ATV株をソニーに売却するという噂が流れた。ソニーの広報によると「ソニーが、マイケル氏と一定条件でサポートする合意に至ったのは事実ですが、具体的な内容はノーコメントです」とのこと。やはり一般人がビートルズの楽曲権利を買うのは無理なのか。音楽ビジネスに詳しい某業界関係者はこう語る。「通常、楽曲権利の売買は、売る側が弁護士に依頼して買い手を探す場合が多いですね。価格の折り合いがつけば、売買成立というのは普通の商取引と同じです。ただ、楽曲には、作家の人格も反映されてますから単なるモノの売り買いではない。名誉の問題もあるし、キチンと管理してくれるところに売りたいのが人情でしょう」

つまり、ソニーのようにマイコーの信頼を得て(マイコー黄金期の所属レコード会社はエピックソニー)、なおかつ真摯に売買交渉を行わねばダメ。ちなみに推定資産価値は、約593億円! …消費者としてビートルズの優れた楽曲を楽しんだほうがよさそうです。ポォーゥッ!

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