日本一ま●いラーメン、白いとんかつetc…

微妙なグルメを味わえる店を巡ってみた!

2006.07.27 THU

「誰が食べても美味しい料理っていうのもいいけど、僕はもっと料理にも個性があっていいんじゃないかと思うんです。なぜ僕が、まずかったり、どこか変だったりする飲食体験を本にしようと思ったか? レストランじゃ決して味わえない、新しい“食”のエンターテインメントがそこにあるからです」

そう語るのは『世にも微妙なグルメの本』の著者、空条氏。一緒に5件の店を回ることになった私は朝からワクワクドキドキ…。

最初に訪れたのは、自他ともに認める“日本一まずいラーメン屋”『彦龍』。あのビートたけしが「キムチをドブに捨てたような味」とまで言い放ったラーメンを、覚悟を決めて、口に運ぶ。うっ! …一気にズルズルッとすするのがラーメンの醍醐味。だが、とてもじゃないが少しずつしか口に運べない。そんなこちらの様子を気にする素振りもなく、「過去につき合った彼女の写真」などをご機嫌そうに見せてくるマスター。結局40分近くかけて、どうにか完食…。

お次は、とんかつ『平兵衛』へ。お目当ては、超低温の油でじっくり揚げる「白いとんかつ」。超低温の油で揚げるゆえ、ジューッと油がはねることもないとんかつが揚がるのを待つこと30分。衣がサクッとしていない、見たこともないとんかつは肉が柔らかく、肉汁の味はするものの、衣がベタッとした感じで、とんかつを食ってる気がしない。しかも、かつの厚さがハンパじゃなく完食はしたものの、2件目にして腹がパンパン。つか、あと3件も行くの~? これただの苦行っスよ!!

「(笑)。微妙グルメは予想もつかない味との出会いが楽しいところなんですよ。じゃあ次は少し趣向を変えましょうか」

空条氏の提案で麻布十番の『梅芯庵』へ。ここで大根と生クリームといちごのスイーツ、「白峯大根」を食べると、そのうまさにテンションが復活! 残る2件を好奇心で回り終えるころには、不思議な充実感があったのもまた事実。次の日のお腹の具合? そこは察してください。

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