韓国発、泣けるモンスターパニック映画

『グエムル ―漢江の怪物― 』はこの秋の注目作!

2006.08.31 THU

カンヌ国際映画祭で、世界に名だたる監督をおしのけて大絶賛を受けた“怪物”映画がある。その映画の名は『グエムル―漢江の怪物―』。“韓国のスピルバーグ”と称されたポン・ジュノ監督が、韓国から世界に放つパニック・ヒューマンドラマだ。

ソウルの中心を流れる〈漢江〉に突如出現した怪物〈グエムル〉。愛娘ヒョンソをさらわれ、失意のパク一家の父親の携帯電話に、娘から助けを求める連絡が入る。

グエムルのウイルスが蔓延することを恐れた政府によって隔離されていた一家は、病院を脱走し厳戒態勢の漢江へと潜入を試みる。果たして一家は、政府の執拗な追跡を逃れ愛娘を取り戻すことができるのか!?

怪物映画というとB級のイメージが先行してしまいがちだけれど、この作品で描かれたのは家族の絆と家族愛。人間の喜怒哀楽がたっぷり詰め込まれた本作は、むしろヒューマンドラマとして楽しむのが正解。

社会派として知られる監督が本作で描きたかったのは「社会は個人を救ってくれない」ということ。パク一家は〈グエムル〉と戦ううちに、個人の話に耳を貸そうとしない〈社会という怪物〉の両方と戦うことになる。そんな理不尽な社会へのメッセージを伝えつつ、ときおり爆笑シーンで観客にホッと息をつかせるテンポ抜群の演出方法など、あらゆる点でこれまでの怪物映画とは違うことを実感できるはず。

「演出がいい、テンポがいい、“監督が天才”と、評判は上々です」(角川ヘラルド映画・宣伝グループ)

グエムル制作にあたったのは『ロード・オブ・ザ・リング』3部作で特殊効果技術としてアカデミー賞を受賞したWETAワークショップ。逃げ回る人間たちを餌食にしていくグエムルの迫力は満点だし、クリーチャーとしての完成度は高い。もちろんパニック映画としても十分楽しめる内容なので、この秋スカッとしてジーンとくるエンターテインメントとして、楽しんでみてはいかが?

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