本・絵・歌から生まれた感動3作品

芸術の秋、到来!心に染みる秋映画はこれ!

2006.09.28 THU

芸術の秋。今年の秋は映画鑑賞で情感を豊かにするのはいかがでしょ?

まずは知的好奇心を揺さぶる『カポーティ』。『ティファニーで朝食を』などで時代の寵児となった作家トルーマン・カポーティが、カンザス州で実際に起こった一家4人殺人事件の犯人に徹底取材して著した『冷血』の執筆から出版するまでを描いた伝記ドラマだ。

常に新しい表現スタイルに挑戦し続けたカポーティは、この『冷血』で犯罪ノンフィクションというジャンルを打ち立て、アカデミックな作家としての地位と成功を手に入れる。しかし、題材であった殺人鬼ペリーと次第に親交を深め、その死刑執行までを見届けた彼はその後1作の小説も完成できないほど心に深い傷を負ってしまう。 死と生を願うという相反する感情を抱えた彼の複雑な心情は深い感銘を呼ぶはず。

お次は、沖縄で育まれた切なくも儚い愛の物語『涙そうそう』。若くして亡くなった兄への想いを綴った森山良子作詞の同名曲をモチーフにした感動作だ。

血のつながらない兄妹、洋太郎とカオル。貧しいけれど笑顔を絶やさない兄ィニィの夢は、自分の店を持つこととカオルの幸せ。家族愛とは違う微妙な感情が芽生えたその時に、二人に起こった出来事とは…。

沖縄の真っ青な空とすがすがしい風が2人のピュアな思いを際立たせ、お互いの幸せを思いやる二人の強い想いに思わず涙がぽろぽろと流れるはず。

最後は、アートムービー『クリムト』。この6月に、ピカソを抜いて史上最高額の155億円でその絵画が売買された画家グスタフ・クリムト。19世紀末のオーストリアで〈エロス〉を描き続け、ウィーン文化に新たな潮流を生み出した彼が病床で見た夢と現を、ジョン・マルコビッチがスクリーンに幻想的に浮かびあがらせている。

せっかくの秋だから、たまにはいつもと違うジャンルの映画を観て、ちょっと違う自分を演出してみない?

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