久石譲氏が音楽を提供する韓国映画

『トンマッコルへようこそ』で疲れた心を癒やされたいっ!

2006.11.09 THU

「もともと『未来少年コナン』を見たときからスタジオジブリ、特に宮崎駿監督の作品が好きで、久石譲さんの音楽も好きでした。脚本が完成した段階では、もう音楽は久石さんしかいないと思っていました」とは、公開中の韓国映画『トンマッコルへようこそ』のパク・クァンヒョン監督。

本作の製作準備期に、脚本も絵コンテも久石譲氏の音楽を聴きながら進めたというパク監督は、真心こめた手紙とともに日本語訳した脚本を久石氏あてに送り、映画のための作曲をお願いしたのだそう。

『トンマッコルへようこそ』は、朝鮮戦争の最中に、平和な村トンマッコルに迷い込んだ連合軍、韓国軍、人民軍の3組の兵士たちが、戦いで傷ついた心を癒やしていくというヒーリングムービーだ。武器を知らない村人たちが、銃で脅されても平気で世間話するシーンには笑ってしまうけど、実は皮肉のきいた反戦メッセージなのかも。

パク監督の熱烈ラブコールに応えて久石氏が手がけた楽曲数は、通常の倍以上あるなんと34曲。ポップコーンの雪が降る幻想的なシーンやイノシシ退治の時のちょっとユーモラスで躍動感あるシーンは、この音楽が加わることでより心に響き相乗効果はばっちり! 映像における音楽の重要性を再確認できるはず。

ところで、話は少しそれるけれど、久石譲氏の名前の由来ってご存じですか?

実は〈久石譲〉という名は、学生時代に友人と相談して好きだったクインシー・ジョーンズからとったものなのだそう。R25世代のためにさらに解説すると、全盛期のマイケル・ジャクソンや『ウィ・アー・ザ・ワールド』のプロデュースなど、アメリカンポピュラーに多大な貢献をしたブラック・ミュージック界の偉人なんですよ。

トンマッコルにおける、70人編成のオーケストラによる気高いメロディーや、緑豊かな大自然は、観るだけで疲れもとれるよう。日ごろ仕事や人間関係で疲弊したアナタにこそ観てほしいな~。


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