来年は“デス・メタル”が来る!?

『デトロイト・メタル・シティ』でメタルの真髄を味わう

2006.12.21 THU

世界初のデス・メタルを題材にしたギャグマンガ、『デトロイト・メタル・シティ』(以下、DMC)。『ヤングアニマル』(白泉社)で連載中の本作は10月にコミックス2巻めが発売され、現在までに70万部を売り上げるほどの人気だ。

「デス・メタルとは、従来のヘヴィ・メタルよりスピードやヘヴィさを強調したスラッシュ・メタルの、そのさらに過激な一種。なかでも、死、血、殺人、悪魔といったテーマを歌う音楽をデス・メタルと呼んでいます。曲調は“歌う”というよりは“吼える”“唸る”といった方が的確かもしれません」

と教えてくれたのは、ヘヴィ・メタル専門誌『BURRN!』編集部の奥野高久さん。80年代後半に生まれたというデス・メタルの世界を題材にした『DMC』とは!?

主人公の“根岸”は、カヒミ・カリィなどのオシャレポップスが好きなおとなしい青年。成り行きで嫌々ながらもデス・メタルバンド「DMC」のギター・ボーカルになるが、そこで天性の才能を発揮。気が付けばインディーズ音楽界の帝王“クラウザーII世”として君臨する…というのがあらすじだ。

作者の若杉公徳さん(31歳)は言う。

「最初の読み切り掲載時は本当に人気なかったんですよ(笑)。でも、今では作中に登場する架空の曲を演奏してネット上で公開する方が現れるほど。あれにはびっくりしましたね」(若杉さん)

先日タワーレコードで行ったイベントには、なんと数千人が来場したとか。会場は作品内ではおなじみの「ゴー・トゥ・DMC!」コールであふれかえったそうだ。また、作中のセリフ(どんなセリフかは過激すぎて書けません!)を日常会話で使うファンも多い。

06年は、ご存じ『のだめカンタービレ』の大ヒットでクラシックブームが巻き起こった。来年は『DMC』でデス・メタルが来る!?


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