あの狂騒から10年が経過しましたが…

エヴァの世界観を能で表現!?演者に解説してもらいました!

2007.01.05 FRI

時に西暦1995年。アニメファンのみならず、一般層をも巻きこみ社会現象とまでなったガイナックス制作の巨大ロボットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(以下、エヴァ)がテレビ放映を開始した――。…つまり、昨年はエヴァ10周年にあたる年だったわけですね。当時、主人公と同年齢の14歳だった視聴者は、今年R25世代の仲間入りをするわけで、なかなか感慨深いものがあります。

ところで、エヴァ10周年を記念して、昨年から毎月、様々なジャンルの方がエヴァをテーマにした制作物を『EVA AT WORK(produced by POINT)』としてガイナックス公式サイトで発表していたことは知ってました? そのトリを務めたのが「能舞エヴァンゲリオン」を試演した能楽師・山井綱雄氏。エヴァと能!? 意表をついた組み合わせだが、確かにエヴァも能もヒトが生み出した文化の極み! ということで、今回は、山井氏と「能舞エヴァンゲリオン」を鑑賞しつつ、解説をしていただいてきました。

舞台は大きくわけて「主人公シンジの苦しみ」「修羅の闘い」「シンジを見守る母の愛」という構成。しずしずと登場してくる山井氏の顔には、まごうことなき初号機の面が! 何やら悩んでいるようですが…。

「シンジが“もう嫌だ”と苦悩してる場面ですね(笑)。謡(独特の節回しによるセリフ)は、既存のものです。能には様々なモチーフがあるので引用しやすいんですよ。次は扇を武器に見立てた“暴走”シーン」

本当だ。ちゃんと口が開いてる(笑)。

「能面は普通、木でできてるんですが、この面は樹脂素材なので重かった…。エヴァの面をとると、女性の能面が出てきます。母の母性愛を表現してみました」

なぜエヴァとコラボレートしたんですか。

「能は優れた芸術形式ですが、僕は間口を広げて、もっと能を知ってほしいし、刺激も受けたい。そのためのコラボです」

現在、この映像はガイナックス公式サイトにて公開している。興味を持たれた方は、一度、能の世界に触れてみては?

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