またひとつ巨星墜つ…。ところで、

ジェームス・ブラウンってどこがどう凄かったの?

2007.02.01 THU

「ゲロッパ!」という雄叫びでおなじみ、JBことジェームス・ブラウンが、昨年末のクリスマスに、ついにこの世を去った。享年73歳。

「JBは死なないんだと思ってた」だの「またJB流のジョークかと思った」だの、衝撃は日本にも広がった…んですけど、そもそも人気の絶頂期をリアルタイムでは知らない我々にとっては、正直あまりピンとこなかったり。いや、より正確には、ヘンな髪型&ラメラメ衣装で奇声を発しながら奇怪なステップを踏む元気なお父さん、くらいの認識しかありません…。

ということで『アフリカン・アメリカンスラング辞典』など、黒人音楽への造詣と愛情に満ちた著書で知られる泉山真奈美さんに話を聞いた。具体的には、JBってどこらへんがどう凄かったんすかね?

「簡単にいえば、黒人文化を代表するオピニオンリーダーのひとりだったんですよ。マーティン・ルーサー・キング牧師やマルコムXと同等の影響力があった。けれど、生涯現役アーティストとしてステージに立ち続けた。もちろんファンクの様式美を完成させた功績も大きい。マイケル・ジャクソンもプリンスも彼の大ファンだったし、ヒップホップのサンプリングネタとしては数えきれないくらい使われてます。人間である以前にJBだったといえるくらい、エンターテイナーに徹した人ですね」

86年、初めて仕事でインタビューした相手が、なんとJBだったという泉山さん。

「もの凄い威圧感でしたよ。インタビューに遅れてきた理由が“髪型を整えてた”って(笑)。フランスで100万人いっぺんに集めてライヴやったとか、いきなりウソつかれたし(笑)。彼にまつわる伝説って、どれもスケールが大きいホラ話みたい。本当の生年月日も、実は不明らしいですよ」

先日、スパイク・リー監督が彼をテーマにした新作映画の準備に入ったという一報が伝えられた。クランクインは来年。JB伝説はまだまだこれからも続いてくってことかもしれない。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト