彼女とのデートに意外とおすすめ!?

江戸・吉原遊郭に咲く遊女たちの物語『さくらん』

2007.02.22 THU

青年漫画誌『イブニング』(講談社刊)で、01年から連載中の安野モヨコ著『さくらん』。江戸時代の吉原遊郭という豪華絢爛な世界の中で、後に伝説の花魁となった少女のシビア~な状況からのステップアップと、男と女の愛憎劇をビビッドに綴った、ガールズ・エンタテインメントなのだ!

8歳で吉原〈玉菊屋〉に連れてこられた少女きよ葉。成長するにつれ、容姿は匂い立つような色気と美貌をそなえていくけれど、口も態度も悪くいつも問題ばかり起している。そんなきよ葉も遊女として初めての客をとり、手練手管で客を虜にする術を身につける吉原一の花魁・日暮へと変貌を遂げていく。一見華やかに見える女の園で、きよ葉が最終的に選んだ人生とは!?

花魁映画じゃあ観終えた後に彼女と何を話したらいいか分からないなあと思った男性陣はここに注目してほしい。描かれているのは客を手玉にとってはいても、実は間夫と呼ばれる恋人との恋に揺れながら、自分らしく生きようと右往左往する迷える子羊ちゃんたちばかり。「女性にとっての原動力って愛だよね~」なんて共感ぶちかましつつ、さりげなく彼女の恋愛至上主義度をチェックしてみてはいかがだろう?

本作は、大人の女の映画たる風格を感じさせるガールズ・ムービー! 主人公の遊女・きよ葉を土屋アンナが演じ、椎名林檎が音楽を提供するなど、いま最高にカッコイイ女たちがこの映画に集結している。 この大胆な極彩色はフォトグラファーの蜷川監督ならではですよね?

「浮世絵をベースに色鮮やかな世界をビジュアル化しました。『さくらん』を撮るために、12年間写真を撮り続けて得たすべての経験や、女として生きてきたすべてを出し切った気がします」(蜷川実花監督)

きよ葉に様々な影響を与える花魁を木村佳乃と菅野美穂が演じている。いずれも大胆な体当たりのラブシーンを披露していますが、鼻の下を伸ばして彼女に肘鉄くらわないようご用心のほど!


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