踊る皇帝ペンギンのアドベンチャーアニメ

映画『ハッピー フィート』でオトコの忍耐と美学を学ぼう!

2007.03.22 THU

小さな体でちょこちょこ歩き、どこかユーモラスなイメージのあるペンギン。実は今年のアカデミー賞で、長編アニメ賞をゲットしたのが『ハッピー フィート』という皇帝ペンギンのアニメなんです。

皇帝ペンギンは歌う(鳴く)ことで求愛し、つがいとなるのだけれど、『ハッピー フィート』の主人公マンブルは歌が上手に歌えない。代わりに彼の熱い想いを表現する“心の歌”は、ステップを踏むこと。そんなマンブルが仲間に災いをもたらすと考えた長老たちは、彼を追放するのだが…。

皇帝ペンギンは、マイナス40度にも達する過酷な南極の大自然で一生を過ごす。そんな極寒に暮らす彼らに会えるのは日本ではたった2施設のみ! そのうちの1つ、名古屋港水族館の鈴木さんに特異的な皇帝ペンギンの繁殖についてお話を伺った。

「皇帝ペンギンは、歩いて何日もかかる棚氷と呼ばれる海上に突き出た氷の上で冬場に繁殖します。卵を産んで体力を消耗したメスが先に海までエサをとりに行き、オスが65日間卵を温め孵化させます」

海から遠く離れた繁殖地まで移動し、産まれた卵を孵し、戻ったメスと交代してエサにありつけるまで、オスの絶食期間は半年近くにもなるそう。

なんというストイックさ! 卵を産むという大役を果たした女性を気遣い、自らの命を賭して新しい命の誕生に全力投球する、素敵な漢の心意気じゃありませんか。

「ブリザードになると、巣を持たない彼らは体を寄せ合う『ハドル』で寒さをしのぎます。風があたる外側のペンギンは体力を消耗するので、中ほどにいるペンギンと位置を交代するんです。冬に繁殖するのは、ヒナが独り立ちする時にエサが豊富な季節と重なるようにするためなんですよ」(同)

映画の中でも描かれている、彼らの家族愛と仲間意識、忍耐力にホント脱帽です。そんな彼らが歌って踊る冒険アニメ『ハッピー フィート』。観たら元気のパワーをもらえちゃうぞ、きっと!

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