先行普及番組が本格スタート!

「地上デジタルラジオ」っていったい何がスゴいの?

2007.03.29 THU

いよいよラジオもデジタル化の時代がやってきた。2003年からひっそりと実用化試験放送が行われていた「地上デジタルラジオ」がこの春、ついに本格的なオリジナル番組の放送をスタートするのだ。

そもそもデジタルラジオとは、2011年7月24日のアナログテレビ放送終了にともなって、空き地状態となる電波帯域(VHF)を有効利用する次世代メディアのひとつ。最大の特徴はCD並みに音質が良いことで、ノイズがまったく入らないクオリティの高い放送が可能になっている。さらに、音声以外にテキストや画像、簡易動画などのデータ放送ができるため、これまでのラジオとは一味違った様々な利用方法がある(例えば、オンエア中の曲についての情報をすぐに読めたり、曲を聴きながらニュースや天気予報をチェックしたりなど)。

視聴するにはデジタルラジオに対応した端末が必要だ。現時点では、「W44S」をはじめとしたauのケータイ4機種と、パソコンに接続するUSB型チューナーが市販されている。また、将来的にはカーナビなどへの搭載も予定されている。

東京で聴けるチャンネルは、全部で9つ。従来のラジオ局のような総合編成ではなく、ターゲットを絞り込んだ専門性の高いチャンネルがラインアップされている。なお、4年後の本放送開始時には、さらにチャンネル数が増加する見込みだ。

ところで、デジタル化が進むと既存のアナログラジオはどうなるのだろう?

「ラジオの場合は大地震のような緊急事態への対応という役割もあるので、災害に強いアナログ放送が終了する予定はありません。ただしデジタル用の端末でアナログ番組も聴けるようになる“サイマル放送化”は、今後検討されていくはずです」(TBSラジオ&コミュニケーションズ デジタル推進局・小池貴久さん)

新メディアだけに、その実力はまだまだ未知数だが、魅力的なコンテンツの登場に期待したい。


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