犬や猫、エサをあげると寄ってきてくれるけど…

人間はエサ以外で動物を手なづけられないの?

2007.09.20 THU



撮影/梶山 真人街角で見かけるノラ猫たちは、そもそもは家畜化された動物が、人間の都合で野…
愛玩動物とも表現されるペットたち。犬は石器時代、猫は古代エジプト時代からと、付き合いも古いが、いまだに言語でコミュニケーションができないのは悩みの種だ。気持ちが伝わないことや、気まぐれな行動に困惑させられることもしばしば。

まさか「本当は嫌いだけど、エサをもらえるからなついてるだけ」では…。そこで、悩める動物の駆け込み寺、野村潤一郎獣医師に疑問をぶつけてみました。

「ペットとの接し方は、異性と接するのと似ています。エサをあげてるという感覚ではなく、愛情をカタチとして与えていると考えてみてはどうですか。そうすればエサをもらえるからなついてるという考え方にならなくてすむはずです。人間同士でも食事をご馳走になると、相手に好感を持ちますよね。食べ物は分かりやすい親愛の証拠なんですよ」

なるほど。それなら、食事をご馳走するのもやぶさかじゃないかも! ではやはり、エサなしだと路地裏のノラ猫たちと仲良くするのも難しいでしょうか?

「エサ無しで仲良くとか、そういう考え方は感心しませんね。ノラ猫はツライ環境を生きてるんです! 彼らの心境を昔のドラマになぞらえたら、『なでるんだったら、エサをくれ!』ですよ。面倒を見る気がないなら、軽い気持ちで接するのは失礼です。それに、動物はエサなしでなつくことだってあるんですよ!」

え!? そんな関係が可能なんですか?

「動物は頭がいいんです。あなたも身を削って相手を助ける覚悟があればなれますよ。例えば、極寒の滝壺に落ちてしまった子ギツネを、我が身もかえりみずに助けると、これはなついてくれます。命を助けるのも愛情の証拠です。さきほどの話ですが、捨て猫を助けて飼ってあげると、すごくなついてくれるんですよ」

愛情を形で示すのは動物相手にも重要。ペットを恋人と思って接すれば、もっと仲良くなれるかも?


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