23区で存在しないのは1区だけ!?

「区歌」の歴史を探りつつ『R25』合唱団で歌ってきた

2007.11.01 THU



撮影/本郷直人
キミは自分が住む、あるいは働く区の「区歌」を歌えるだろうか。「国歌や校歌ならなじみがあるけど、区歌は知らないなあ…」という人が大半のはず。歌う機会もないし。

でも、調べてみると23区中22区に区歌があった。歌詞は区民から公募する場合もあるが、たいていはプロ、それも大物に依頼するケースが多い。内容を見ると「大東京の新しき かなめはここにきずかれて」(豊島区)、「国のみやこの中心に 大新宿区あかるさよ」(新宿区)など、やたら勇ましく「大」をつけたいようで。

ところで、『R25』編集部は千代田区にある。ならば、千代田区歌を歌わねばなるまい。メンバーは『R25』合唱団。気分を出すために、区役所前で歌うことにしよう。

「♪並ぶ~官庁広場濠~ 帝の宮居~とりめぐり~」

作詩は有名な小説家・佐藤春夫、作曲は童謡『赤とんぼ』でおなじみの山田耕筰。大勢の人々が行き交う庁舎前に歌声が朗々と響く。今年入所した新人職員の皆さんもいっしょに歌ってくれた。その一人、寺瀬さん(23歳・女性)がやけに上手い。聞けば、彼女は千代田区育ち。「千代田区の小中学校は入学式などの式典で校歌といっしょに区歌も必ず歌うんです」とのこと。

一方、劇団「バングラッシー」主宰の河原啓太さん(27歳)は、最近、携帯サイト配信用のミニドラマ、「23区の中心で区歌を歌う」を制作するために各区の区歌を調べあげたばかりだ。

「墨田区の『花』は“愛唱歌”、板橋区の『愛するふるさと』は区制50周年“記念歌”ですが、これらも広い意味で区歌といっていいはず。そうなると、23区で区歌がないのは江東区だけなんです」(河原さん)

どうした、江東区。河原さんが同区役所の職員に「勝手に作って持っていったら区歌にしてくれますか?」と聞いたところ、「検討します」と言われたそうだ。江東区民の皆さん、区制の歴史に名前が残るチャンスかもしれませんよ。


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