サザエさん、ちびまるこちゃん、フクチャン…

新聞の4コマ漫画にも知られざる歴史があった!?

2008.01.04 FRI

新聞を開いて、ついつい最初に読んでしまうものといえば、4コマ漫画。そういえば、これっていつできたのだろう? ということで、新聞4コマの歴史を探るべく、帝京平成大学教授で漫画・諷刺画研究家の清水勲先生のもとを訪ねることに。

「源流は、18~19世紀に欧米で盛んだったカリカチュア(風刺画)。今泉一瓢という人が、アメリカ遊学中にカリカチュアと出合い、明治24年に『時事新報』で史上初の4コマ漫画を発表しました。彼の功績は、初めて新聞4コマを描き、初めてカリカチュアを『漫画』と訳したことの2つ。その後、近代漫画の祖と呼ばれる北澤楽天や、岡本太郎の父・岡本一平などによって複数のコマで構成された漫画が広まりました。そして、大正12年には、新聞4コマの毎日連載が開始。作品は、少年正ちゃんが子リスと冒険をする『正チャンノバウケン』や、ドジな父さんを中心とした家族もの漫画『ノンキナトゥサン』です。新聞社は、当時新聞読者ではなかった女性や子どもを読者に取り込もうとしたのです」

新聞4コマの役割は、その後、どう変化したのですか?

「関東大震災後には、暗い社会を明るくする役割を担うようになります。今でも、新聞の4コマは社会面の左上が定位置ですね。実際に、横山隆一『フクチャン』という作品は、『二・二六事件後の世を明るくする作品を描いてほしい』という編集長のオファーで連載が開始したそうです」(同)

ところで、一番メジャーな新聞4コマといえば、何でしょうか?

「それは間違いなく『サザエさん』でしょう。アニメも長寿番組ですし、『マスオさん現象』という流行語も生んでいますから。連載中の新聞4コマでイチオシは、東京新聞の『ちびまる子ちゃん』。押し付けがましくない教訓がいいですねぇ」(同)

次の合コンではこんな知識を披露してみてはいかが? なお、モテるかどうかは保証いたしません。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト