マンガのノーベル賞(!!)第2回

麻生元外務大臣の置き土産「国際漫画賞」ってどんな賞なの?

2008.01.31 THU

マンガ文化の聖地、秋葉原。ここで行われた麻生元外務大臣の政策スピーチを発端に、昨年「国際漫画賞」が創設された。現在、その第2回作品を外務省が主体となって日本以外の世界各国から募集中だ。政府がマンガを公募って意外だけど、どんな経緯で実現したのか。外務省の横川真澄さんに伺った。

「日本のマンガは、いま世界にどんどん進出しています。そんな、日本が誇るポップカルチャーを世界にアピールし、マンガを通して世界の人たちに日本をもっと知っていただきたい。そして、日本を好きになってほしいと思っています」

第1回は、昨年5月22日の告知から6月21日の審査発表までわずか約1カ月にもかかわらず、各国の大使館や出版社に協力を仰ぎ、世界26カ国から146作品が集まった。作家出身国は、多い順に中国、英、独、マレーシア、仏、台湾、韓国、スペイン、ベトナム、フィリピン、米など。

「第1回国際漫画賞を受賞したのは、中国(香港)の李志清さんの『孫子攻略(Sun Zi's Tactics)』。池上遼一先生に憧れて描き始め、香港のマンガ家として初めて日本で作品を発表した実力派です」(同)

審査員はマンガ家の里中満智子、やなせたかし、ちばてつやの各氏。さらに、元漫画雑誌編集長2人を加えた5人が、事前に絞り込まれた19作品の中から選出したという。

受賞作品を拝見してみると、なんていうかちょっと…マンガ新人賞っぽいですね。

「応募者の誕生年をみると、ほとんどが70~80年代。マンガを描き始めたばかりという人も多いんです。日本のマンガ文化に影響を受けた海外の作家さんが自国のマンガ文化と融合させ、新しいマンガ文化を創りだしながら、世界でレベルがアップしていくことに期待したいですね」(同)

なるほど、世界のマンガはいま発展途上にあるんですね。いつかスペインやベトナムなんかでも、『ドラゴンボール』みたいな、世界を股にかける超大作が生まれる日が来たりして!?


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