AとFの違いだけではありません

ラジオ放送のAMとFMの知られざる違いに迫った!

2008.02.28 THU

FMラジオを聴きながらのドライブ。トンネルに入ったら、急に電波が途切れてしまった。AMに変えると入るのに。同じラジオなのに、何か違いがあるの? 松下電器産業コーポレートコミュニケーション本部広報グループの柴田参事さんに聞いてみた。

「それは、『どのような方式で音声や音楽(音波)を電波にのせるか?』の違いです」

と、いいますと?

「まず、周波数について説明しましょう。そもそも、音波も電波も波。ラジオ放送では、電気的に起こした波(電波)に音波を加えた合成波を飛ばします。周波数は「Hz」(ヘルツ)という単位を使い、1Hzとは、1秒間にその波の山と谷が1回ずつある状態。ラジオの周波数は、AMが0.5~1.6MHz、FMが76~90MHzと帯域が変えられています」(同)

周波数以外には、どんな違いが?

「AMは、振幅変調という方式を採っています。この方式では、電波に音波をのせると電波の振幅が音波の振幅に比例して変化します。振幅とは、空気の波の頂点から底辺までの距離のこと。一方、FMの方式は周波数変調といいます。この方式では、電波に音波をのせると、振幅は一定のまま周波数だけが変化するのです」(同)

AMは振幅が変化する。FMは周波数が変化するということなんですね。他に、何か違いはあるんですか?

「また、周波数の違いにより、AMの電波はFMに比べて届く距離が長いという特性を持っています。AMの電波は障害物に強いので遠くまで届きますが、FMの電波は障害物に弱い。ですからFMは障害物があるとそこで途切れてしまうことが多いんですよ」(同)

そっか、トンネルの中でもAMが聞けたのはそういうわけなんですねッ!

「いや、あれはトンネルの中に電波の送信機を設置しているからです」(同)

あ、そうなんですか。またひとつ勉強になりました(恥)。


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