ドラクエ、FFの原点、そして伝説へ…

ゲーム「D&D」の生みの親RPGの父・ガイギャックスを偲ぶ

2008.04.10 THU



撮影協力/高木啓多さん
去る3月4日、RPGの父ことアメリカの作家・ゲームデザイナー、ゲイリー・ガイギャックスが69歳で亡くなった。彼は「ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下、D&D)」の生みの親で、このゲームはRPGの世界観を決定づけたといわれている。つまり、ドラクエもFFもこのお方なしには生まれ得なかったということか!? というわけで、青春の1ページを飾ったゲームたちへの礼を尽くすべく、調査開始!

そもそも「D&D」は、テーブルトークRPG(以下、TRPG)というゲーム。その歴史を研究する高木啓多さんによれば、TRPGとは「究極の『ごっこ遊び』」だという。プレイヤーは、キャラクターになりきり、敵と戦って自身の成長とゲームクリアを目指す。ただし、コンピュータゲームと違うのは、プレイヤーのほかに「マスター」と呼ばれる進行役が存在することだ。「マスター」はルールブックとシナリオを参照しつつ、プレイヤーの振ったサイコロの値でゲームを進行させる。コンピュータRPGで機械が担っている役割は、TRPGでは「マスター」の仕事だったのだ。

ところで高木さん、その作者がなぜ「RPGの父」と呼ばれるのでしょうか?

「1974年に発売された『D&D』は、中世ヨーロッパ風の世界が舞台のキャラクターゲームを最初にパッケージングした作品。この世界観は、RPGでよく見られます。まず、キャラにHPなど能力のパラメータをつけ、経験値の積み重ねで成長するシステムを作りました。また、神話や伝説、現実に存在する動物のなかからモンスターを選び、性質ごとにカテゴライズしたのですが、モンスター一覧を見ると見事にドラクエやFFと同じ名前が並んでいますよ」

なんと! 我々が遊んでいるゲームの世界観は、30年以上前に作られたというわけですか。と、感慨深くなったところで、今週末はDSじゃなくて「D&D」を楽しんでみることにしますか。って、一人じゃできねぇよ!


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