足し算もできなかったくせに…(苦笑)

『ゲームセンターあらし』が株に挑戦!?あらしはいったいどこへ行く?

2008.05.16 FRI


妻の妊娠や会社の残業代カットなど、経済的な窮地に立たされたあらし。電車の中吊りで偶然見かけた、「30万円が1年で3億円」という株の広告に衝撃を受け、家族を養うため、株に挑戦することを決意する 画像提供/すがやみつる
1978年~83年までコロコロコミックで連載された『ゲームセンターあらし』。

主人公の天才ゲーマー「あらし」がゲームの才能で地球を何度も救うなど驚天動地の展開に加え、IQ300の天才少年「さとる」や大番長の「一平太」といったゲーム仲間との熱い友情に、当時の小中学生は熱狂したものだ。30代の諸兄は少年時代、あらしに心を完全攻略されたという人も多いのでは?

あれから25年。社会人になったあらしが、なんと株に挑戦! その名も『サラリーマントレーダーあらし』が昨年、無料マンガ雑誌『コミックガンボ』で連載されていたのだ。残念ながら同誌は07年に休刊したが、その後は投資系Webマガジン『MONEYzine』(リンク参照)に転載が決定。4月15日に第1回、5月2日に第2回が公開され、今後も順次公開予定となっている。

この作品は、新婚サラリーマンのあらしが株エリートのさとるに習い、株に挑戦するというストーリー。一平太も花形トレーダーとして登場し、株の知識がない人も株取引を学べる内容となっている。

ゲームに明け暮れていた彼らがちゃんと社会人になれていることに驚かされるが、あらしがネクタイ姿になるのは今回が初めてではない。2006年には、某男性誌でIT企業のサラリーマンとして登場したこともあるという。その辺の事情を、作者のすがやみつる先生にうかがってみた。

「私は『ゲームセンターあらし』以降、学習マンガの執筆に注力しているんです。株みたいな難しいテーマを作品にするとき、読者に読みやすさを感じていただけるよう、あらしを主人公にしました。『足し算もできなかったあらしがネクタイ姿に』なんて驚かれますけどね(笑)。学習マンガは今後も描き続けたいと思っているので、『あらし+○○』という形の作品を執筆することは十分あり得ます。もちろん、あらしに期待している勝負やワザも描いていくつもりです」

では、もしかしたらゲームクリエイターあらしやSEあらしなんて展開も?

「そうですね。そんな難しいテーマでもマンガで表現できるよう、現在、早稲田大学で教育工学を学び、自身の体験や知識をわかりやすく読者に伝える手法を日々勉強しています。57歳にして学生ですが、私はまだまだ走り続けますよ!」

若いころゲームや無線にハマり、その後ダイナミックな株取引も経験。現在は次回作へ向け、マンガの表現方法を追究し、猛勉強。すがやみつる、この人こそリアルあらし!?

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