「マッハGoGoGo」が米国で実写化

タツノコプロ・吉田竜夫作品が海外で評価される理由とは?

2008.07.17 THU

7つの特殊機能を搭載したスペシャルカーに乗って、世界中の陰謀渦巻くレースに参戦する三船剛の活躍を描いたテレビアニメ「マッハGoGoGo」(67年開始)。米国では「Speed Racer」の名で親しまれてきた伝説のアニメが、「マトリックス」三部作のウォッシャウスキー兄弟監督による劇場版『スピード・レーサー』として日本に再上陸!

作品の原作者であり、タツノコプロの創始者としても知られる吉田竜夫氏の作品の魅力について、数多くの吉田氏作品の監督を務めた笹川ひろしさんに聞いたみた。

「当時のテレビアニメは丸くてゴムっぽいキャラクターが多かったのですが、挿絵画家もされていた吉田さんは劇画調のしっかりとした絵で人物を描き、リアル路線を目指したんです。マッハの魅力はカラフルな彩色とスバリ、車。スピード感と重量感、車体の裏まで描くというリアルへのこだわりは、当時としては革新的だったんですよ」(タツノコプロ 総監督・笹川ひろしさん)

冒険アリ、心理的葛藤アリの見ごたえ十分なストーリーも魅力のひとつですよね。

「当時から世界に通用する作品を目指すという社風でしたから。タツノコの作品はボリュームがあって味が濃いんです。それがアメリカでウケたのでは」(同)

実は吉田氏原作の漫画版マッハは非常にシリアスに描かれていたのに対し、アニメ版にはホッと息つく場面もあり、緩急が絶妙な笹川さんの演出が施されている。リアルなキャラクター造形を追求する吉田氏と、ユーモアやアイデアを追求する笹川さん。互いの持ち味を生かすことで作品の世界観が膨らみ、世界から支持される数多くの伝説的作品が生み出されたのだ。

最後に、映画版の感想はいかがでした?

「世界観がよくできていて感心しましたね。表現方法は映画の方がはるかにスゴいですけど、意外に設定はアニメを踏襲していて。アニメへの愛情を感じました」(同)

米国でも愛される「マッハGoGoGo」を観に、劇場へGo(笑)!


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