内向的なキミにもピッタリ!?

『僕の小規模な生活』作者に日常に立ち向かう術を聞いた!

2008.09.04 THU

日々の暮らしの中で、わきあがる不安におびえる主人公、僕は売れない漫画家。「安定しない生活」と、「漫画家としての将来」にビクビクしながら過ごす日常。それが現在、モーニング(講談社)で連載中の『僕の小規模な生活』だ。

この作品は、作者の福満しげゆきさんの分身キャラである僕におきた出来事と感情を僕視点で描くという、まさに『ライフ切り売りマンガ』だ。僕の内向的な性格やマイナス思考はリアルすぎて、思わずグググっと引き込まれてしまう。

例えば夜、布団の中で「こんな感じで30代40代を生きていけるとは思えない」と悩んだかと思えば、編集者に対しての怒りや不満も赤裸々に描く。日々の生活や悩みを切り売るのってつらくないです?

「自分のマイナスな性格や、考えている内容を描くのは抵抗ないです。それを楽しんでくれている読者がいるわけですから。でも、いくら僕と自分の生活が限りなく近いといってもビジュアルまで似せるのだけは耐えられないですよ。絶対的に違うのは、僕の見た目ですね。かなりかわいらしく描いてます」(福満氏)

たしかに僕とは違いますね(福満さんと僕を見比べながら)。でも、不安な毎日を描き、つらい日常を乗り越えている福満さんにだからこそ聞きたい! 僕と同じようにマイナス思考な人たちに、日常に立ち向かうアドバイスをください!

「いや、アドバイスも何も。今はギリギリ社会に溶け込めてますけどね、これでもし、妻に捨てられてマンガも描けなくなったら富士の樹海へ行くしかないですから(笑)。せめて日本の景気が良くなればいいと思います読者のみなさんには、がんばってくださいとしか言えませんね」(同)

と、最後まで後ろ向きな福満さん。しかし、本書を読めば「つらいのは自分だけじゃない」と思えます。前作(表参照)とあわせて、日常に疲れたときに読みましょう。震えますよ。


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