「トリック・オア・トリート」って知ってる?

ハロウィンって日本でどのぐらい盛り上がってるの?

2008.10.24 FRI


「カワサキハロウィン」のパレードの様子(右)浜野さんが約2時間かけて作成したジャック・オ・ランタン(カボチャを彫ってつくったランプ)。ハロウィン用のカボチャはやわらかいので、段ボールカッターでも切れるのだとか 画像提供(左/関口英里さん、右下/浜野英也さん)
10月ともなれば、スーパーや雑貨屋でオレンジ色のカボチャのキャラクターを見かける季節。そう、10月31日はハロウィンです。クリスマスに比べるとまだまだ浸透していない感もありますが、そもそも私たちはハロウィンの起源もちゃんと知らないような気が。ハロウィンなどの消費文化を研究した『現代日本の消費空間』(世界思想社)の著者である同志社女子大学の関口英里准教授に、ハロウィンの起源について聞いてみました。

「もともと古代ケルトの土着宗教、ドルイド教で行われたサムヘイン祭を起源とする祝祭です。サムヘイン祭がのちにキリスト教に習合され、キリスト教聖人をたたえる万聖節である11月1日の前夜祭となりました。仮装姿の子どもたちが『トリック・オア・トリート(おかしをくれないとイタズラするよ)!』と言いながら近所を回る習慣が現在の形で一般化したのは、欧米でも20世紀に入ってからです」

日本で広まったのはいつごろなんですか?

「言葉自体はアメリカのホラー映画『ハロウィン』が1978年に日本で公開され、認識されるようになったようです。ただ、その後いったん下火になり、再度隆盛してきたのは商業空間などで関連イベントが行われるようになった90年代中頃以降。テーマパークでのイベントは成功しているといえます」

日本で少しずつハロウィン関連のイベントが盛り上がってきた要因は何だと思われますか?

「季節感があり、テーマカラーは明るいオレンジ色。商業イベントととして取り上げやすい要素があると思います。最近では、人気キャラクターがハロウィン関連グッズを発売するなど、本来は怖いはずのハロウィンに『かわいい』イメージが定着し始めてきました。日本でも、ハロウィンが少しずつ受け入れやすい形に変わってきているのではないでしょうか」

ちなみに、アメリカなどではハロウィンでキャラクターの「かわいらしさ」が第一に強調されることはまずないのだそう。では、欧米で行われている「トリック・オア・トリート」は、日本でも流行っているのでしょうか? ハロウィンの関連情報などを集めたサイト「HALLOWEEN JAPAN INFO」を運営する浜野英也さんに聞いてみました。

「英語塾や帰国子女の多い横浜・麻布などの地域では比較的多いようです。ただ、そこまで一般的に広まっているかは疑問。『トリック・オア・トリート』ではありませんが、参加型イベントとしては3000人以上が参加する川崎のパレード『カワサキハロウィン』や多摩センターのイベントが有名です」

子どもたちにとってのハロウィンが「トリック・オア・トリート」だとしたら、大人のハロウィンは「テーマパーク・オア・パレード」ってとこなのかもしれませんね。

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