映画『レッドクリフ PartI』公開!

「三国志」最大の見せ場“赤壁の戦い”の男気に浸る!

2008.10.30 THU

西暦208年、中国・三国時代に勃発した赤壁の戦いが、『M:I‐2』の名匠ジョン・ウー監督により現代に甦る。100億円もの製作費が投入された映画『レッドクリフ PartI』は、「三国志」の中で最も有名な赤壁の戦いにフォーカスした、愛と勇気と友情のスペクタクル・ムービーだ!

では、ジョン・ウー監督が映画化に20年を費やしたという赤壁の戦いとはどんな戦いだったのか、三国志学会事務局長である大東文化大学・文学部中国学科の渡邉義浩教授にお聞きしてみました。

「赤壁の戦いは、秦の始皇帝以来約400年続いた中国統一の時代に終止符が打たれ、約300年の魏晉南北朝という分裂時代の始まりを告げる、歴史的にも意義が大きい戦いです。そして創作歴史小説『三国志演義』では、孔明が風を呼び、周瑜と知恵比べをしながら曹操を撃破するという最大の見せ場が繰り広げられる戦いなのです」

2部構成の前編であるPartIでは、80万の大軍を率いる曹操軍に対抗するため、劉備軍の軍師・孔明が孫権軍と同盟を結ぶまでを機略に富んだ戦闘シーンとともにドラマチックに描き出している。腰の重い孫権軍の司令官・周瑜に、孔明は多くを語らずただ琴の情熱的な調べに同盟への願いを込める。そして孔明に信頼を寄せ始めていた周瑜もまた、琴の音色で同盟への決意を告げるのだ。繊細ながらも男気を感じさせる名シーンだが、ウー監督が参考にしたという『三国志演義』には、脚本のヒントとなる偉人たちの逸話や講話がふんだんに盛り込まれている。その多彩で魅力的なエピソードにより、『三国志演義』は中国国内で一番人気のある歴史小説なのだとか。

「桃太郎を知らない日本人がいないように、中国人は小さいころから三国志を聞かされて育ちます。また、英雄・関羽は商売を司る財産神として広く中国人の信仰を集めていることも人気の秘訣です」(同)

劇場では絶世の美女を演じたリン・チーリンの美しさも堪能して!


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