一人ひとりのエチケットが決め手

新型インフルエンザによる「感染爆発」をどう防ぐ?

2009.01.29 THU

今年に入り、中国各地で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)による死亡者が相次いでいる。厚生労働省は、ここ数年インドネシアやアジア地域でヒトへの感染の兆しがみられるこの鳥類の病原であるウイルスが、将来的にはヒトからヒトへと感染する新型インフルエンザへと変異する可能性があると示唆。交通網が発達した現代では、全世界への感染が急速に拡大するパンデミック(感染爆発)を起こす危険もはらんでいるため注意が必要だ。

このほど厚労省は新型インフルエンザの感染死亡者64万人の見込みを上方修正するなど、より厳しく被害状況を試算し直す方針を決定。感染経路として感染者の咳、くしゃみ、唾などによる飛沫感染、および手についたウイルスを口元にあてるなどの直接接種での感染の可能性がまれにあるとして、流行した際はマスクの着用、外出後の手洗い励行、感染流行地への渡航や必要性の低い外出の自粛を呼びかけている。

「感染すると当初は通常のインフルエンザと同様に38度以上の高熱や咳が出ますが、重症化の程度や致死率は実際に起こってみないとわかりません。そのため情報に注意して臨機応変に対処できる危機管理体制が必要です」とは国立感染症研究所・感染症情報センターの第一室長・谷口清州さん。

そこで感染したかもと思った時の対応について伺ってみた。

「地域で流行が始まった時に、熱と咳が出始め、感染したかなと思った場合には、まず手洗いをしてマスクをするなど咳エチケットを実践して他のヒトにうつさないようにするのが重要です。そして地域の保健所に連絡して、対処法についてアドバイスを受けてください。解熱後数日は外出を控えて感染拡大を防ぎましょう」(同)

他人へうつさないよう配慮する咳エチケットは、従来のインフルエンザなどの感染予防に有効な基本的マナーなので覚えておこう。自分や大切な人たちを守るために、レッツ予防&感染拡大防止!


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