秋葉原文化考

第4回 外国人から見た秋葉原の魅力って?

2009.02.12 THU

秋葉原文化考

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秋葉原でディープなおみやげを探すなら
「あきばお~」「あきばんぐ」「三月兎」などで売っている
「2ちゃんねるグッズ」なんか面白いですよ。

ネット上で使われるアスキーアートをもとに、
タオル、Tシャツ、ステッカーなんかが作られています。

ネットや携帯電話で普通に顔文字が使われてることもあり、
地方に住んでる友達にプレゼントすると面白いって喜ばれます。
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投稿者:クマ鍋さん(神奈川県/36歳/男性)

秋葉原のメインストリート・中央通りから
1本路地裏に入ったあたりの、
雑然とした雰囲気も秋葉原の魅力ですよね。
さまざまなグッズが売られていて、
ついつい覗きこんでしまいます。

そんな秋葉原の魅力に惹かれるのか(?)、
秋葉原では外国人観光客の姿も多く見かけます。
彼らは秋葉原のどういうところに魅力を感じているのでしょう?

というわけで、今回は、
日本が誇る電気街・秋葉原が、
外国人観光客にとってどんな魅力を持っているのか、
外国人向けアキバツアーに参加したりしながら調べてきました!
月2回土曜日に開催されている、外国人向け無料秋葉原ツアー「秋葉原新発見ツアー」の看板。秋葉原は大型バスをとめておく場所がないので、旅行会社がガイドを行うことは難しいのだそう

外国人観光客は秋葉原に何を求めているのか?



秋葉原を歩くと、多くの外国人観光客の姿を目にします。大きなリュックサックを背負った白人や、頭にカジュアルカラーのスカーフをまいたイスラム系の女性、ハングルか北京語か広東語で話している(と思われる)アジアからの観光客。様々な国の、様々な民族がこの秋葉原を訪れています。

でも、彼らは一体、なぜ秋葉原に集うんでしょう? 月2回、外国人観光客と秋葉原を巡る秋葉原新発見ツアーを行っている、NPO法人秋葉原観光推進協会に聞きました。

「外国人観光客の中でもアキハバラは観光地として名前が知られており、名称がブランド化している面があるようです。ツアーに申し込まれる方も、向こうの検索エンジンでAkihabaraという単語で検索して来られる方もいらっしゃいます」(NPO法人秋葉原観光推進協会)

へぇ、秋葉原は外国でも有名になっているんですね。秋葉原を訪れる観光客には、アニメや漫画オタクの数はそれほど多くないそうですが、それらを日本の現代文化というふうにとらえている人が多く、パンフレットやフリーペーパーに描かれたアニメ絵は、おみやげとして喜ばれるそう。

なぜ秋葉原は外国人にとっての観光名所になったのでしょうか?

「免税店も多く、電気製品が安く買えますし、電脳街の街並みやメイド喫茶などは、やはり外国人観光客にも珍しく見えるようです。それに実は秋葉原って、非常に外国人に対応した街になっていて、特に免税店などでは、英語・中国語・韓国語が通じる外国人スタッフが多く常勤しています。ほかにもバングラデシュなどのアジア系や、中東出身の店員もいたり、もし自分の店に言葉のわからないお客さんが来ても、『その言葉なら○○の店のさんなら話せる』などと、どこにどんな人がいるか、お店同士がわかっている。大体の国の言語がそのまま使えるお店がこれだけ集っている地域は、世界的にも珍しいと思います」(同)

たしかに、筆者も秋葉原のお店でPCを買う際、バングラデシュ人の店員に対応してもらったことがあります。日本語ができない外国人観光客にとって、どの店でも英語や母国語が使えるというのは、大きな安心かも。秋葉原は外国人観光客にうれしい、国際都市・秋葉原でもあったんですね。
ツアーガイドの説明に真剣に耳を傾けるアルバートさんご夫妻。「周りの音や風景、趣味に熱中している人々、独特の雰囲気、ここはとてもストレンジですね」とのこと

外国人観光客と一緒に“初めての秋葉原” アキバツアーに参加してみた



外国人観光客も多く訪れる、国際観光都市・秋葉原。彼らは一体何を求めて秋葉原を訪れているんでしょうか? 秋葉原で毎週土日に行われている、外国人向けアキバ巡りツアー「アキバナナAOAツアー」に参加してみました! ええと、どんなツアーなんですか?

「英語堪能なメイド服を着たガイドが、外国人の方にディープな秋葉原をご案内しています。参加者は1回につき3~4人が多いですかね。アメリカを中心に中国や韓国、欧米の方など、多くの地域の方にご利用いただいています」(株式会社新東海旅行・須賀美智子さん)

お客さんは、インターネットから直接申し込む人がほとんど。今回筆者が同行させてもらったのは、初めて秋葉原を訪れたというオーストリア出身アルバート・ウィマーさんご夫妻。秋葉原の第一印象はどうですか? 

「(秋葉原UDXを見て)すごく近代的な街だね。ツアーで何が見られるかワクワクしているよ」

秋葉原駅前に集合し、ラジオセンターに並ぶ電気部品の小さな店を見てから、ラジオ会館へ。海洋堂のフィギュアや、精巧に作られたドールなどの人形に目を丸くしている様子。どうですか? と聞くと、

「アメイジング!」

と一言。同感です。レトロゲームを専門に扱う「スーパーポテト」を見て、チチブデンキ前の自動販売機でおでん缶を買い、メイドカフェ「ミスティヘブン」で小休憩。

「あのメイドさんを見てください、オーバーニーソックス(長さがひざ上まであるソックス)とミニスカートのすその間から見える生足部分を、絶対領域といいます」

「ゼッタイリョウイキ」

ツアーガイドによる説明に、真剣な目でうなずくアルバートさん。メイドさんによる歌のステージにも手拍子を送っています。ガチャポンが大量に並んでいるガチャポン館では、奥様がアニメ『らき☆すた』のガチャポンを購入。同アニメのキャラクター・柊かがみの小さなフィギュアを見て「かわいい!」とテンションUP。ガイドさんいわく、

「外国の方は、数百円で、小さなカプセルからこんなに精巧なフィギュアが出てくることに驚かれるみたいですね」

とのこと。最後に秋葉原UDX内のアニメセンターでお土産を購入して解散となりました。秋葉原を巡り歩く、約2時間の行程でしたが、アルバートさん、秋葉原はどうでしたか?

「実にアメイジングだったよ! これまで見た日本の街、渋谷や原宿ともオーストリアともぜんぜん違う、別の惑星に降り立ったみたいで楽しかった! 近代的な街かと思えば、どこからも見えないところに小さな神社があったり、新しいものと古いものが交わって一緒に存在しているところが、アキハバラの魅力だと思うね!」

やっぱり外国人の目から見ても、秋葉原は珍しい街に見えるみたい。こんなにディープなところまで見せて大丈夫かなと少し心配になったりもしましたが、秋葉原の持つそのディープさも、外国人観光客にとっては魅力的な要素になるんですね。 秋葉原でよく見かける外国人観光客。

彼らはいったい何を求めて秋葉原にやってくるのか、
アキバツアーを開催している方に聞いたり、
実際に参加したりしてきました。

買い物にも便利で、
秋葉原でしか見られないようなお店や、
趣味の人たちがかもし出す熱狂的な雰囲気、
そしてそれらが生み出す奇妙で面白いもの。

これらを見られることが、
外国人観光客にとっても、
秋葉原の魅力的なポイントのよう。

自分の好きな街が、
外国人観光客や、
ほかの誰かにも気に入られると、
なんだかうれしい気分になってしまいますね。

これからもこの街から目を離さず、
どんどん調査していきますよ!

アキバカルチャーや秋葉原の街の、
気になる場所、不思議なこと、オススメの情報や、
秋葉原のここが好き! あれって一体どうなってるの?
などなど、秋葉原について思うことがありましたら、
どんどんお便りくださいね!

ワタクシ堅田が取材・調査して、
皆様のフシギ・ギモンを解決いたしますよ!

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