のこぎりを叩いたりこすったり…

幽霊の効果音を紡ぎだす!?ミュージカル・ソウを体感

2009.03.19 THU


のこぎりをバイオリンのように奏でるミュージカル・ソウなる音楽があるらしい。って、ちょっと待て。のこぎりとバイオリンじゃ大違いですよ。それ、ガリガリ鳴らすわけ? てか、のこぎりって両面ギザギザだし弓が切れるじゃん! その演奏方法を知るべく、「のこぎり音楽世界大会」で2度も世界一に輝いた、のこぎり奏者・サキタハヂメさんのもとへ。

「使うのは、先端に向かって細くなる片刃の西洋のこぎりです。刃のない部分を弓でこすったり、平たい面をバチで叩くんですよ」

へえぇ~。ということで、さっそく椅子に座り、のこぎりの持ち手を足で挟みます。

「はじめにバチで叩いてみましょう」(同)

「バチ!」(エ? あ、あら?)

「(笑)。音を響かせるには、のこぎりをS字に湾曲させて叩くのがコツですよ。先端に近づくほど高い音が出ます」(同)

ひゅゅ~んぅうわんうわんわん~

こ、これはあの「幽霊が出現する時の効果音」ではないですか! 空間全体に、何層もの音色が広がっていくような。さらに、のこぎりを押さえている足を揺らすと、ビブラートがきいて音色に一層の厚みが出ます。耳というより体で聴くというおもむきのミュージカル・ソウ、ものすごく楽し~い!!

「僕も初めてこの音色を聞いた時は感動して涙が出ました。以来17年間続けていますが、『体感する音楽』という感じですよね」(同)

さて、次に弓で挑戦。のこぎりをS字にして弾くも、「カスッ」。むっ、音が。

「弓の場合、音が出るのはそれぞれのS字につき1カ所ずつ。バチより難しいんです」(同)

その後、チャレンジを続けるも、音を出せたのはわずか1回 (涙)。だけど、体に響くこの感覚、クセになりそうです! 現在、日本の愛好家は200人ほど。今から始めたら、私でも世界を目指せますか?

「やる気があればもちろん可能。でもその前に、まず僕を越えてもらわないとね」(同)

バイオリンと違ってライバルも少ないことだし、世界的なのこぎリスト(!?)を目指しますか!


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