万が一のためのファッション講座

第9回 身の丈にあった好感ゴルフウェアとは?

2009.05.29 FRI

万が一のためのファッション講座


ゴルフウェアとして定番のポロシャツ。ツルハラさんいわく「スポーティなものでなくても、普通のポロシャツで大丈夫」とか。みなさんが持っているポロシャツも、うまく合わせればオシャレゴルフウェアに早変わり!?

若者が着るべきスタイリッシュなゴルフウェアって?



最近は、ずいぶん若いプレイヤーも増えて、カジュアルファッションになってきたゴルフ。だけど、やっぱりまだまだ独自のマナーやエチケットがたくさんあって、格式高い感じがするのも事実。そこで今日は僕ら世代の身の丈にあったゴルフファッションを考えてみたい。 まずは、ゴルフウェアの歴史について、ゴルフライターのツルハラヒロタカさんに聞きました。

「昔はプレイする世代が、スラックスはいて、シャツ着ていればいいやくらいにしか考えないオジサンたちが中心だったので、どうしてもダサいイメージがあったんですね。それでもお金持ちのスポーツという側面はあったんですが、バブルがはじけ、ゴルフ会員権が暴落。接待ゴルフがなくなり、メンバーしか行けないような高級コースがどんどん少なくなりました。そうして段々とゴルフ自体がお金持ちだけのスポーツではなくなり、若いプレイヤーが増えたと同時にファッションもカジュアル化してきました」

そう、それです。正直いうと、おなかの出たオジサマたちが、ツータックのパンツをはいてポカンと打っているイメージ。オシャレになってきたのは一体いつごろからですか?

「タイガー・ウッズが初めてマスターズで優勝した、97年以降でしょうか。彼はナイキの契約選手でウェアもナイキですが、他のアディダスやプーマなどの総合スポーツメーカーがゴルフウェアに参入したことで、スポーツウェアとしてのゴルフウェアが確立したんですね。他のスポーツウェア部門でのノウハウを生かして、機能性が高くなったうえに、デザイン性も底上げされたんです」

どうにもオジサンくさかったゴルフウェアが、スポーティに若々しくなってきた裏側には、大手スポーツメーカーの影響があったんですね。確かに、古くさい雰囲気よりも、スポーツメーカーのさわやかなカジュアルスタイルの方を着てみたい。それは(個人的には)歓迎だけど、しかしそこは英国紳士のスポーツであるゴルフ、線引きは難しそうです。やはり、やり過ぎは禁物?

「ゴルフ自体がカジュアルになったとはいうものの、ウェアに関しては基本的にはシャツの裾を出してはいけないし、ゴルフ場によってはクラブハウス内でのジャケット着用を義務づけているところもあります。なので、やり過ぎは禁物だと思いますよ。例えば、社内でゴルフコンペがあって、もし昔からゴルフを嗜んでいるような重役・役員クラスと一緒にラウンドすることになったとします。その場合、あまりにゴルフらしくない格好をしているとTPOのわからんヤツだと評価されてしまうでしょうね。キチンとしていた方が好印象。そういう意味でもラフ過ぎるのは良くないですね」

むむ。やはり制約がいろいろありますね。でもゴルフウェアって、ほとんどがポロシャツにスラックス。ファッション的な遊びがないイメージ。もうちょっとなんとかオシャレしたいんですけど。

「ツアープロにはファッションに関しての規定がいろいろありますが、素人レベルなら、もう少し崩しても大丈夫です。カーゴパンツぐらいなら、ほとんどのゴルフ場で大丈夫ですよ。ポロシャツも、いわゆるスポーツブランドやゴルフブランドばかりでなく、ポロシャツの定番ブランド、ポロ・ラルフローレン、フレッドペリーあたりを着るのも爽やかでいいと思います。個人的には、アメリカのツアーで活躍している今田竜二やロレーナ・オチョアも着ているラコステが、通っぽくてオススメです(笑)。小物では、石川 遼や宮里 藍の影響があると思いますが、サンバイザー&サングラスを着用する人が増えていますね。けれど、キャスケットでもハットでもいいんですよ。オシャレに自信がある人は、どんどんチャレンジしてください!」

ゴルフファッションって、どうも人と差をつけにくいし、そもそも地味な色や柄を選びがちな我々日本人。ゴルフのカジュアル化とともに、ファッションから入るのもアリかも?
“王道のレッスンページがない”、ファッション×ゴルフ雑誌というレディースゴルフ誌の常識を超えた新世代ファッションマガジン『Regina』。オシャレな女性モデルが誌面を飾っています。最新号の特集は、「雨ラウンド晴れラウンドドレスコード」「美尻を叶えるパンツ選び」など。http://www.regina-web.jp/

ゴルフは出会いの場。 女性目線から見たトータルモテゴルフとは?



若い女性たちの間で、ゴルフが大ブーム。さらに、ゴルフで合コン=ゴルコンや、ゴルフをしながらお酒を飲めるゴルフバーなるものが流行っているらしい。なにやらゴルフに出会いの予感。ということで、もちろんここではモテるゴルフファッションを研究してみようと思います。それなら女性の意見を聞かねばと、「ゴルコン」という言葉を生み出した女性ゴルフファッション誌『Regina』の編集長、麻生富貴さんに聞きました。どんなファッションが女性に好評なんですか?

「年末に、オシャレだと思うプロというアンケートを取っているんですが、男性は2年連続1位が石川 遼プロ。で、2年連続2位が矢野 東プロです。読者の投票なので、ほとんど女性票ですよ」

やはりハニカミ強し! そして矢野 東も、日本のオシャレゴルフ界を牽引するプロと呼ばれるだけあって、好位置をキープしていますね。彼らのどこが評価されているんですか?

「遼くんが選ばれるということは、清潔感だと思います。あまりセクシャリティを感じさせない方が好まれるんじゃないでしょうか。女性ゴルファーは結構ハデな格好している人が多いんですが、だからといって、男性にも同じことを求めるわけではないようです。そこはわりとコンサバなんですよね」

コンサバっていうと、やはり鉄板コーディネートのポロシャツとスラックスですか? それなら簡単なんですけど。

「そうですね。一番オーソドックスなスタイルだと思います。でもシンプルだからこそ、シルエットやディテールにこだわってほしい。今はそれなりに細いシルエットをスッと着こなしている人が好まれますね。いまだにおへそまでのツータックパンツをはいている人たちが多いですから!」

ゴルフに限らず、今はファッション界全体、細身が主流。フムフム、そこは押さえておきたいポイントですね。

「あとはカラーリングですね。色を上に持ってくるのか?下に持ってくるのか? 実は初心者向けなのはカラーパンツなんですよ。一見難しそうですけど、きれいなオレンジとかグリーンのパンツに白いポロシャツを着ていれば、それなりに様になりますよ。もうホントに黒とか着ない方がいいと思います!」

絶句! タンスを開けると黒装束ばかり。そんな人、読者のみなさんにも多いのではないでしょうか? とにかくカラーパンツを買ってと、あとはゴルコンにレッツゴー! で、ゴルコンって普通の合コンとどう違うんですか?

「ゴルフで男女が知り合うゴルコンが盛り上がってきたのは、去年あたりからですね。ゴルフに行くとなると、一日中、一緒にいることになります。まずは迎えに行ったときに車を見られ、私服を見られ、道中の音楽、ゴルフウェア、クラブ、スコア、マナー、すべてがチェックされてしまいます。ちなみに迎えにきて欲しい車1位は、BMWのX5です」

厳しいっす。厳しすぎます。ゴルフ初心者なので、ファッションくらいは決めていこうと思っていたのに、そんな高級車まで求められるとは。

「女性よりもスコアが良くなきゃいけない、というのは大前提としてあるんですが、とはいえ、一番重要なのは、立ち居振る舞いです。通常の合コンでも同じでしょう。お酒がなくなったら注ぐ気遣いができるのと同じように、カートを動かすタイミングだったり、女性がミスしたときのサポートの仕方だったり。スマートな男性がモテます」

自分のプレイに一所懸命で、人に気遣いできるか不安。それなら次の出会いの場、ゴルフバーにチャレンジ。ゴルフバーにも、ポロシャツとカラーパンツで行けばいいですか?

「ゴルフバーには、ゴルフウェアでは行かない方が(笑)。普通の格好で行くと思うんですが、ひとつ注意しておいた方がいいのが、2軒目に別のお店に行くことを想定したファッションをした方がいいということですね。そこに行ったときにも様になる格好じゃないといけません」

ゴルコンもゴルフバーも、なかなか一筋縄ではいきません。ゴルフがすごくうまければ問題ないと、コソ練しようと思っていたんですが、それよりも石川 遼を常にチェックして、シンプルなアイテムをうまく着こなすセンスとテクニックを磨く方がいいのかもしれません。 確かに実際ゴルフを始めたとか、
コースデビューしたという話題を
女性から聞く機会が増えたように思います。

ボクは、ゴルフ練習場でガンガン打ちまくるのが、
ストレス発散にもなるので好きです。

でも、いま求められているゴルフは、
そんなフィジカルなものじゃなくて、
スマートかつスタイリッシュなもの。

シンプルなファッションを、かっこよく着こなすことは、
かなり高等テクニックな気がしますが、
ゴルフは一生もののスポーツであると考えれば、
今のうちから始めた方が、
モテ&テクの両面で得策かもしれませんね。

さて、次回は女性のファッションを考えたいと思います。
一見きらびやかな単語が躍っている女性誌。
その単語の意味って、みなさんわかってます?
わからない単語の募集とともに、
調べてほしいファッションのナゾも
まだまだ募集しています!

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